ペグが焚き火台になる? 長さ90cm、重さ1kgもある摩訶不思議でもキャンパー納得のキャンプギアの正体とは
ファイヤースタンド「ジカビ」シリーズを中心に、火吹き棒や調理器具といった焚き火ギアを展開するブランド「TAKIBISM(タキビズム)」。2024年12月に、焚き火とはあまり関係のなさそうな道具であるペグを発売しました。しかもその長さは約90cm、重さは1本で約1kg。一般的なペグよりもはるかに長く、はるかに重い製品です。これは一体何を固定するためのペグなのでしょうか? 【写真】長過ぎるペグの正しい使い方を見る(全8枚)
ペグだけどペグじゃないマルチなツール
実はこれ、「マルチロングペグ」という商品で、その名の通りさまざまな用途に使えるツールなのです。ヘッド部分には穴が開いており、また別のペグを通すことができます。形状がフック状なので何かを引っ掛けることも可能。ペグ同士を組み合わせ、シーンや好みに応じた使い方ができるというわけです。 例えばペグ3本を地面に刺し、ヘッド部分をカラビナで束ねれば、簡易的なトライポッドの完成。チェーンとフックで鍋を吊るして、焚き火の上で煮込み料理が楽しめます。 さらにもう2本組み合わせれば、トライポッドとツールハンガーに! 焚き火まわりのアイテムを吊るしておきましょう。4本のペグを2本ずつ、互い違いに打ち込めば、薪スタンドのできあがり。もちろん、1本でもランタンを吊るしたりギアを掛けておいたりと、なにかと便利に使えます。
無駄に思える長さと重さは必要な特徴
そう、つまりこのペグの一見無駄にも思える長さと重さは、このようにさまざまな用途に使い、何かを固定したり吊るしたりするための必要な特徴だったのです。 公式サイトにアップされている使い方以外にも、使い方はキャンパーのアイデア次第で無限大。新しい組み合わせや使い方を考えるのも、キャンプの醍醐味になるかもしれません。
ソトラバ編集部