角田裕毅、11番グリッドからスタートへ「予選で本来のペースを発揮できなかった」と落胆も入賞に大きな意欲/F1第15戦
2024年F1オランダGPの予選で、RBの角田裕毅は12番手という結果だった。13番手タイムを記録した後、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)の失格で12番手に繰り上げられた。なお、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が降格されるため、土曜時点での暫定グリッドでは、角田に11番グリッドが割り当てられている。 【写真】2024年F1第15戦オランダGP ピットレーンで並ぶ角田裕毅(RB) テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは、一日を振り返って、次のようにコメントした。 「予選の最初のランは、両ドライバーとも、ラップタイムの点で期待を下回ったが、2回目には改善した」 「エアロバランスとツール設定に少し変更を加えたことで、Q2では裕毅のマシンバランスが一歩改善し、彼はタイヤからより多くの力を引き出すことができるようになった。ただ、このステップを成し遂げ、最後のラップが非常に強力だったにもかかわらず、最後のコーナーで0.1秒以上遅れていた」 「Q2セッションは非常に接戦だった。Q2に向けて取った方向性をさらに一歩進めれば、それが助けになっていたのかどうかを分析するつもりだ。予選のラップタイムがこれほど接近しているときには、すべての細かい点が重要になる」 「明日に目を向けると、FP2で行ったロングランはまずまずだった。そのため、早い段階で前のグループの方へとポジションを上げることができれば、中団トップの位置に立つことができ、訪れたチャンスをものにすることができるだろう」 ■角田裕毅(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム) FP3 19番手(ノータイム/4周) 予選 12番手(Q1=11番手1分11秒603:ソフトタイヤ/Q2=12番手1分10秒955:ソフトタイヤ)※順位はアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)のタイム除外後 本当にがっかりしています。FP2と比べると、大幅にステップダウンしたように感じます。自分のラップに満足していましたが、何らかの理由で、ペースが本来の状態よりもはるかに劣っていました。 楽に通過できると思っていたのですが、Q1ですらかなり苦戦し、トップ10に入るのは厳しかったです。何が起きたのかを振り返ってみる必要があります。 ただ、ポイント獲得において悪いスタート位置ではありません。この2日間は天候がとても不安定でした。去年のことを思うと、レースでは何が起こるか分からないので、ベストを尽くしていきます。 [オートスポーツweb 2024年08月25日]