ストリートダンス歴20年の県庁職員が鍛え上げられた腕でボディコンテスト優勝「年齢不詳感のあるかっこいい身体を目指します」
7月28日(日)、ひの煉瓦ホールにて『SUMMER STYLE AWARD 東京予選』が開催され、三浦佑介(みうら・ゆうすけ / 42)さんがスポーツモデル・マスターズ部門で優勝を果たした。さらに三浦さんは、同日開催された『SUMMER STYLE AWARD JAPAN PRO CHAMPIONSHIP』にも出場。決勝進出とはならなかったものの、堂々たるステージングを披露した。 【写真】三浦佑介さんのバキバキに仕上げた腕
「まずは初心に立ち返り、カテゴリーに対する理解度を上げ、求められる身体作りを意識しました。その上で今回特に強化を図ったのは腕。過去の出場経験からフロントポーズをとったときに腕が発達していると身体全体の輪郭がきれいに見えると感じていました。しかし、私は他の選手と比べても腕が細くて。そこで今回は腕のトレーニングに力を入れようと考えました」 さらに三浦さんはコンテストに限らず、腕を鍛えることは体型への第一印象も左右するものだと語る。 「人と対面するとまず顔を見ますよね。したがって、顔に近い肩や腕といった上半身はパッと見たときの印象に大きく影響すると考えています。コンテストに出場して成績を残すことを今回私は目的として掲げていましたが、一般の方でも上半身を鍛えるだけで大きく印象に変化をもたらすことができると思いますよ」 今大会では腕のサイズアップを図った三浦さん。どのようなトレーニングを積んできたのだろう。 「まず、全体的な頻度や扱う重量は以前に比べて3~5割程度増やしました。トレーニング内容は、ナローベンチプレスやケーブル系の種目を中心に構成しましたね。スポーツモデルはただ筋肥大をさせるだけではなく、アウトラインと呼ばれる身体の輪郭を整えることが求められます。そのため、筋肉を収縮させるような運動を欠かさず行ってきました」 さらに三浦さんは、年齢とともにトレーニングにおけるメニュー構成も意識している。 「有酸素運動は疲労の蓄積に繋がりやすいため、トレーニングの時間となるべく間隔を空けるなど、実施のタイミングやボリュームの増やし方などを工夫しました。それでも今回は大会前月から体調を崩してしまって。コンディションを整えることにとても苦労しました。今回はコンディションキープの大切さを痛感した大会でしたね。いかに健康をキープしながら絞れた身体にするかは今後の大きな課題です。私はPRO選手の中では決して若くはないですが、年齢と向き合いながらも”年齢不詳感のあるかっこいい身体作り”を目指したいです」
今後はステージングも強化し「自分だけのポージングで観客の方々を魅了したい」と笑顔で語る。 「実は20年ほどストリートダンスのダンサーとしても活動をしていて。トレーニングは年齢とともにフィジカルの大切さを痛感したことがきっかけで始めました。今ではすっかり筋トレの虜になっていますが、大好きなダンスの経験も存分に生かしたポージングを披露していきたいです!」 ダンスで培った表現力とボリュームアップをした腕で悲願のPRO戦トップ10入りを狙う。
取材:池田光咲 撮影:舟橋賢