【絶対やめて!】中学受験、最後の追い込みで「子どもを壊してしまう親」の共通点
● 勉強面の追い込みで 「新しい教材」は買わない 各教科のアドバイスは、連載第9回「過去問の点数が伸びない。どうしたらいい?」→中学受験の専門家が教えるテクニックが実践的だった!中学受験直前期のQ&A(勉強編)の「Q&A4」もご参考にしてみてください。 ポイント1:教材は買わない! やる教材は絞り込む。そして、繰り返して徹底的に刷り込む。新規の教材は極力買わない。受験する学校で出ない単元やレベルには手をつける時間はなし。量も多い方が良いわけではない。 必要以上の薬を飲んでも、病状が回復しない(=むしろ体に悪い)のと同じです。子どもの学力や体力、精神力のキャパシティーを超えないように心掛けましょう。子どもだけではなかなか判断できない部分だと思いますので、親がコントールしていきましょう。特に睡眠時間の確保とバランスの良い栄養補給は必須です。 ポイント2:出来ていない単元が見つかっても「穴(弱点)が見つかった」と焦らない! 特に勉強の一部しか関わっていない親が慌てることのないように。穴は潰しても潰しても無くならないもの。全体の学習のペースやバランスが崩れないように心掛けることが大切。 全単元を完璧に理解している受験生は存在しません。合格最高点を発表している学校もありますが、科目別で調べてみても満点をとっているケースはないことに気付きます。そもそもその穴(弱点)を放置しても合格する可能性があるなら、気にする必要はありません。 むしろ、その穴(弱点)を潰すのに膨大な時間を費やしてしまい、他教科の学習の足を引っ張ると本末転倒です。ただし、家庭内で「どこまでの復習が必要か?」を判断するのは、なかなか難しいことだと思いますので、迷ったら、塾や家庭教師の先生への相談をおすすめします。 ***** 以上、12月の学習のポイントをお伝えいたしました。ゴールが迫ってきた今だからこそ、子どもたちの学力は大きく伸びます。そして、そのことを信じて努力を続けた方の、伸び幅と可能性が非常に高いことを保証いたします。
渋田隆之