Amazfit初のスマートリング「Helio Ring」日本上陸へ。2024年秋に発売予定
Amazfitは、スマートリング「Amazfit Helio Ring」を2024年秋に発売する。価格は未定。なお先行して発売しているアメリカでは、299.99ドルで販売されている。サイズは8号、10号、12号の3種類を用意する。 スマートウォッチ値下げも発表 質の高い「休養」と「回復」にフォーカスしたというスマートリング。ビジネスマンやアスリートに最適としており、ストレスといった精神面の分析から、トレーニング負荷など身体面のデータ取得に対応する。購入後の利用料金は無料となり、サブスクリプション不要で使用できる。 本体の質量は4g未満で、外側のリング素材にはチタン合金を採用。直径はサイズにより異なるが、リング部分の厚みは2.7mm、リングの幅は8mmとなっている。バッテリーの充電時間は約1時間40分で、1度の充電で4~5日間駆動できる。充電はワイヤレス式で、付属のクレードルにセットして行うかたち。10ATMの耐水性能も備える。 センサーとしては、BioTracker PPG心拍センサー(デュアルカラーLED+2PD)、温度センサー、EDA(皮膚電気活動)センサー、3軸加速度センサー、3軸ジャイロスコープを搭載。このうちEDAセンサーについては、競合のスマートリングの中で、本機のみが搭載するとアピールする。手からの汗などを検知することにより、ストレスを感じたときの兆候を捉えられ、より精度の高いデータを提供できるとのこと。 これらセンサーにより、心拍数と血中酸素レベルといった健康モニタリングをはじめ、睡眠のモニタリング、トレーニングの分析、月経周期トラッキングに対応する。また、精神/肉体的にどれくらい回復したかを数値化したという、独自のレディネススコアもサポートしている。睡眠のモニタリングについては、軽い睡眠、深い睡眠、REM睡眠と行ったステージを取得可能。さらに、睡眠中の呼吸の回数や質についても記録できる。 4つのスポーツモードを搭載。ランニング、ウォーキング、サイクリング、トレッドミルでは、ステップ数、消費カロリー、距離、ペース、ワークアウト中の心拍数などのデータをリアルタイム追跡できる。最大酸素摂取量(VO2 Max)、ワークアウト負荷、回復時間の取得にも対応。ランニングにおいては、記録データをもとにレース(5キロメートル、10キロメートル、ハーフマラソン、フルマラソンなど)のゴールタイムとペースの予測も行える。ほか取得したデータは、Adidas Running、komoot、Strava、Reliveといったサードパーティのフィットネスアプリにも連携可能だ。 ユーザーがAmazfitのスマートウォッチを使用している場合は、ウォッチとリングのデータを統合し、より精度の高いスコアの提供が行えるとしている。対応デバイスはAndroid 7.0以降、iOS 14.0以降となっており、Android端末とiPhoneどちらでも利用可能だ。また、有料月額プラン「Zepp Aura」に加入することにより、AI睡眠アシスタント、睡眠健康レポート、週間睡眠サマリなどの機能を利用できる。 さらに、Helio Ringの発表に合わせて、Amazfitの主力5製品の値下げがアナウンス。8月1日10時より、以下のスマートウォッチを値下げする(価格はすべて税込)。 ・「Amazfit Balance」39,900円→34,900円 ・「Amazfit Cheetah Pro」44,900円→29,900円 ・「Amazfit Cheetah」39,900円→24,900円 ・「Amazfit T-Rex Ultra」59,900円→49,900円 ・「Amazfit Active Edge」19,900円→17,900円 なお、値下げされるスマートウォッチのうち、Amazfit Active Edgeを除く全モデル(T-Rex Ultraは別途マイク接続が必須)が、新たな音声操作サービス「Zepp Flow」をサポートしている。Zepp Flowは、OpenAIのAIモデル「GPT-4o」を統合したもので、スマートウォッチの操作や設定変更も音声から行える。たとえば、「今日の最高心拍数はいくつですか?」「スクリーンが暗すぎます」「音楽を聞かせて」「田中さんに電話をかけて」というような操作も可能だ。 Source: Amazfit
編集部:平山洸太