なでしこ熊谷紗希主将が楽しく指導 青森・野辺地でサッカー教室 『次はこうしよう』と意識して
サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の主将を務める熊谷紗希選手=ローマ所属=を招いたサッカー教室が21日、青森県の野辺地町立野辺地中体育館で行われた。熊谷選手は「意識することが大切」と指導。子どもたちは世界で活躍する選手の言葉とプレーに刺激を受けた様子だった。 野辺地サッカークラブ(川畑翔監督)が提携するスポーツ用品メーカーを通じて打診したところ、熊谷選手側が快諾し実現。クラブ所属の小学5年から中学3年までの30人が参加した。 1対1の練習で、熊谷選手は「DFはボールを奪うことが目的。相手との間合いを大切に」とアドバイス。大人と子どもに分かれたミニゲームにも参加し、時折笑顔を見せながらプレーを楽しんだ。 教室の最後には「うまくいったとき、いかなかったときに『次はこうしてみよう』と意識すれば練習のレベルが変わる」と呼びかけた。この後、サインが入ったポストカードを参加者にプレゼントし、全員で記念撮影した。 取材には「上手な選手が多かった。『意識する』ということを持ち帰って、これから練習してほしい」と語った。 クラブに所属する三沢市立第二中1年の鹿目蓮碧(かのめれあ)さんは「DFとして間合いの取り方を教えてもらった。熊谷選手はパス回しや基礎技術もすごかった」とうれしそうに語った。