【ボクシング】井上尚弥「最高の対戦相手が現れる」米専門メディア独占インタビューに応じる
プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)が、米専門メディア「ボクシング・シーン」のインタビューに応じた。11日(日本時間12日)、同メディアの公式サイトで掲載された。12月24日、東京・有明アリーナでIBF&WBO世界同級1位サム・グッドマン(26=オーストラリア)との防衛戦に向け、米メディアに対して強い意気込みを示した。 グッドマン戦にむけて「バランスの取れた万能ファイターです。無敗で、IBF、WBOで1位にランクされていることには理由があります。簡単な試合にはならないでしょう」と警戒心を示した。21年10月のジェーソン・モロニー(オーストラリア)戦を皮切りに国内記録となる世界戦9連続KO勝利中。現在も数々の世界記録に迫っている現状、そして自らの成長度について問われると「試合中に自分の感情をコントロールできるようになってきています。ファンの期待を上回るパフォーマンスをしよう、と自分に言い聞かせ、自分を奮い立たせています」と解説した。 契約を結ぶ米プロモート大手トップランク社ボブ・アラムCEOから来春、米ラスベガス再上陸を期待されている。近い将来、フェザー級に転向し、日本人初の5階級制覇を狙える立場にある。井上は「米国でも、日本でも、どんなスーパーファイトでも歓迎します。いつ階級を上げるかは決めていない」と冷静に対応。戦いたい対戦相手について「特に考えているファイターはいません。1つ1つの試合を乗り越えれば、自分にとって最高の対戦相手が現れると思います」と心境を明かした。 また10月13日、東京・有明アリーナで、「カネロ」が愛称となる3団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(メキシコ)と対面している。井上は「カネロ選手の印象は、彼がいかにがっしりしているかということだった」と語っていた。