「いつも機嫌よく、考え過ぎない。」 世界最高齢の現役理容師の言葉にはヒントが詰まっている
暮らす場所や働く職場が違っても、“生きるコツ”は普遍的なものなのかもしれない。2023年、世界最高齢の現役理容師に認定された箱石シツイさん初の著書『108歳の現役理容師おばあちゃん ごきげん暮らしの知恵袋』(宝島社、税込み1430円)が11月11日に発売される。 自身で開業した「理容 ハコイシ」を70年間営み、102歳で骨折するも医者が驚くほどの回復力を見せ、104歳で聖火ランナーに挑戦するなど、日々をごきげんに過ごす姿が新聞やテレビでも紹介されている箱石さん。朝晩行っている体操、30年愛飲するお茶、その日を投げ出さないで懸命に生きるなど、長生きの秘訣(ひけつ)を語り下ろしてもらった一冊。 12歳で奉公に出たり、夫が軍隊に召集されたり、空襲で理髪店が焼失したり。多くの人が知らない第2次大戦前後の厳しい時代を生き抜いてきた女性の言葉の数々には説得力がある。教育方針であり家訓でもある言葉は「ひるまず・うらやましがらず・あらそわず」。人生100年時代を楽しく生きるヒントが詰まっている。