100年の伝統継承…復活した韓国の「発酵工房1991」、地域と共に未来を描く
【01月06日 KOREA WAVE】韓国慶尚北道英陽郡(キョンサンプクト・ヨンヤングン)で、1926年に設立され2017年に閉鎖された「慶北(キョンブク)醸造場」が、2022年に「発酵工房1991」として新たに生まれ変わった。地域と伝統の継承を目指し、フライドチキンレストランチェーン「キョチョンF&B」と英陽郡が協力して設立した。この醸造所は、再び地元の誇りとなっている。 発酵工房1991では、伝統的な醸造法を現代化した技術を用いて、代表的なマッコリブランド「銀河水6度」「銀河水8度」を生産している。 施設は伝統的な製法を維持しながらも、衛生管理と効率性を兼ね備えた最新設備を導入している。特に発酵過程では、一般的なマッコリの発酵期間が7日程度なのに対し、「銀河水マッコリ」は最低15日、最大20日発酵させることで、独自の深い味わいを実現している。 また、2026年には約4983㎡の複合施設を完成させる予定で、発酵体験や伝統酒教育、地域特産品を販売する多目的空間として活用される。 チョチョンF&Bは現在、約80~90%が地元で販売されているマッコリの販売チャネル拡大を進めている。最近では、現代(ヒョンデ)百貨店やオンラインマーケット「マーケットカーリー」への進出を果たし、今後は韓国国内の大手スーパーやコンビニエンスストアへの展開も計画している。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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