“お先”も外して失速 幡地隆寛はガス欠で連勝ならず「限界が来ていた」
◇国内男子◇ACNチャンピオンシップ ゴルフトーナメント 最終日(6日)◇三木GC(兵庫)◇6993yd(パー71)◇晴れ(観衆3260人) 【画像】「ACNチャンピオンシップ」一時は大雨も降りバンカーに水たまり 2打差首位から出た幡地隆寛は朝から違和感を抱えていた。出だし1番をボギーで滑り出すと、続く2番は“お先”のパーパットを外してボギーをたたいた。 「短いパットをひっかける傾向にあって、それに気をつけて打ったら逆に開いてしまった。何も雑に打ったわけではなかったけど…」と連続ボギーを悔やんだ。 6番からも連続ボギーをたたき、15番(パー3)はダブルボギー。パーオン率は38.889%(7/18)とショットの安定性を欠いた。2バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「75」。通算13アンダー19位で大会を終えた。
「流れの悪い一日だった。ズルズルいってしまった。いいショットも打つんですが、結果が伴わなかった」 前週にツアー2勝目をあげ、自身初の2週連続優勝がかかった今週。初日から連日の日没サスペンデッドで、気がつかないうちに心身ともにダメージを受けていた。「10番の時点で体に力が入ってなくて左に飛んでいった。後半はちゃんとフィニッシュをとれてなかった。気持ち的に疲れるとこうも体が動かなくなるのか…」と最終日は“ガス欠”状態。「疲れ、プレッシャーもあるのですが、それを受け切れる気力も体力もなかった。この2週間で慣れないことが起こった」と総括した。 次週のメジャー「日本オープン」(埼玉・東京GC)に向けては「悔しさをバネに優勝目指して頑張りたい」と必死に気持ちを切り替えた。(兵庫県三木市/玉木充)