バリ好き歓喜! 本気の「ナシチャンプルー」は大阪にあった
ところで、2種の調味料がベースだと料理がどれも似通った味になるのでは?と心配になったのですが「それぞれ違ったハーブや調味料を加えるから全く違います!」とのことでした。
猫田さん「確かに、和食も味噌と醤油がベースになっていますが全部同じ味ってことないですもんね。ブンブーもそんな位置づけなんですね!」
美しく仕上げたピカピカの目玉焼きをスルリと華麗にライスにオンして、完成。中華鍋で作る目玉焼きってどうしてこんなにキレイに焼き上がるのでしょう。
ご飯は強火で熱されたブンブーメラが芳ばしく香り、パラッとしつつふんわり。レモングラスやガラムマサラといったハーブ&スパイスが幾層にもなって、エビ味噌の魚醤のようなコクも感じられます。
卵の黄身をとろ~りと崩して混ぜ混ぜしたり、エビ煎をパリパリ割ってご飯と一緒に食べたり。辛いのが好きな人はブンブーメラをMAX使いましょう。一皿で相当楽しめますね。
生レモングラスに巻いた鶏つくねをのせた、どこよりも本格的なナシチャンプルー
イ・ワヤンさん、網で何かを焼いていると思ったら「サテリリット」だそうです。サテ=鶏、リリット=ミンチ、つまり鶏つくねってことです。ここにいるとインドネシア語がどんどん上達する気がします。
現地では生のレモングラスに付けて焼くのが一般的ですが、日本では手に入らないので木の棒で代用しているお店も多いようです。しか~し、イ・ワヤンさんは徹底的に現地の味にこだわるので、生のレモングラスを取り寄せて使うとのこと。
「材料費が高くつきますが、フレッシュでないと香りがよくないからね~」とイ・ワヤンさん。冷凍ではない生レモングラスをタイやベトナムから仕入れています。つくね1本のためにこんなコストをかけるなんて、涙ぐましい……!
ブンブークニンもさまざまな料理に使えて、カレーのベースに入れたり鶏肉を煮たりと万能な調味料。家でもあれば便利ですよね。
猫田さん「って声に応えて、調味料は店内で販売しています。ブンブークニン100g 500円、ブンブーメラはスタンダード100g 500円で、激辛は100g 650円。帰りに買ってこ~。」