バリ好き歓喜! 本気の「ナシチャンプルー」は大阪にあった
猫田さん「さっきつくねの隣で焼かれていた四角い物体は、ペペスイカンだったのですね! 蒸し焼きに結構時間がかかるらしい。」
けっこうマニアックな料理ではありますが、「インドネシアで食べたあの味を!」と、目当てに来るペペスファンも多いそうです。ディナーでも単品でいただける人気メニューだとか。
葉をぐしぐしと開けると湯気と共にハーブの良い香りがほわ~んと。ハマチやマグロなどの臭みがある魚もハーブ効果で全くにおいを感じない。安価な魚をおいしく食べる知恵から生まれた料理なのでしょうね。これもライスにオンしたり、サンバルで味変したりと楽しめます。
「本場よりおいしいのでインドネシア人もビックリです」とイ・ワヤンさん
ランチもディナーも地元の方が多いそうですが、わりと高齢者も多いこのエリアで受け入れられているのかしら……?と疑問を投げかけましたら、「おじいちゃんおばあちゃんもよく来ます。こないだは、80歳近くの女性が4人で食べに来ました」というからビックリ。
なんでも、「いつも気になってたので試しにみんなで来てみた」とのこと、しかもナシゴレンを食べて「あら~おいしい」と喜んでいたそうです。確かにインドネシア料理って日本人の口に合いますよね!
しかもイ・ワヤンさんは「肉や魚は日本の新鮮ないいものを使っているので、多分現地よりおいしい。インドネシア人もビックリです(笑)」とのこと。日本に住んでいる同胞もよく食べに来るそうです。
猫田さん「私は夜も行ったことがありますが、「テンペゴレン」(大豆肉の揚げ物)、「マルタバク」(スパイシーなクレープ)、「テロンカラサン」(焼き茄子のイエローココナッツソース)など未知の美味だらけでした!」
アマラバリ
住所 : 大阪府大阪市都島区都島本通2-6-4 1F TEL : 080-9123-5500 ※価格は税込。
撮影:東谷幸一 文:猫田しげる