目標達成を挫折しないための4つのアドバイス。足し算でなく「引き算思考」がいいのはなぜ?
3. 睡眠時間はしっかり確保しよう
本業、副業、書籍執筆、家事、趣味を両立している米田さんですが、睡眠時間はできるだけ削らないようにしているそう。 ふだんの就寝は夜11時半頃で、朝は7時頃に起床。時間のずれはあっても7時間は眠るよう心がけていると言います。 睡眠の重要性について、次のように話してくれました。 もし朝から集中できない場合、睡眠がきちんととれていない可能性があります。よく眠っているようで、実は睡眠時間が短い人は、布団にくるまってはいてもスマホを見たりして、目は覚めている時間が長いことがあります。 「何時間眠っていますか」と聞くと、「6時間は寝ています」と答える人は多いのですが、実質的な睡眠時間は5時間ということもあり、とても短いのです。 日頃から充分な睡眠がとれるよう留意してください。忙しいからと睡眠の時間を削るのは、一番NGなことです。どうしても寝つきが悪いなら、スマホの画面を見るのではなく、ラジオの音声を聞くのがおすすめです。
4. 独学が難しいと思ったら強制力で解決
最近は独学がブーム。リスキリングの一環として、自宅で勉強して資格や学位をとろうと意気込む人は増えています。一方で、うまくいかないと途中で挫折してしまう人が多いのも実情。 その対策として米田さんは、こうアドバイスします。 学習に関しては、独学で続ける自信がなければ、レッスンを申し込み、強制的に予定に組み込むのは効果的です。 コロナ禍以降、有名大学でも夜間やオンラインの講座を開いているところが、とても増えました。たとえば、海外でMBAを取りたいと思っても、かつては仕事を完全に休んで、2年間留学するという高いハードルがありました。今はその垣根が取り払われ、退勤してから通学したりオンラインで学べるのです。 私は、一橋大学の夜間コースでMBAを取得しました。友人の例では、出産して育休中にスペインの大学のMBAコースをリモートで受講しました。こうして、海外には行かずにMBAを修了しています。 MBAだけでなく、世界中の大学にはさまざまな講座があって、ビジネスパーソンに広く門戸が開かれています。「スタンフォード大に行くのが夢です」と言いつつ、多忙で行けないまま終わるのはもったいないです。スタンフォード大の1コマだけ受けてみて、2コマ、3コマと増やしていくのは、ありだと思いますよ。
鈴木拓也