【テスト&全情報】絶大なる人気を誇るM5 新型「BMW M5」の全て M4かM5か 貴方ならどちらを選ぶ?伝統的な純粋主義者なら・・・
追加料金を支払えば、カーボンルーフを注文することもできる。あるいは、室内をより明るくするパノラマルーフを注文することもできる。それでもまだ物足りないという人は、「M5」の工場出荷時に装着されるMパフォーマンスパーツを入手することもできる。ボディ塗装は新しいカラーで仕上げられている。写真の車両は、「M3」でおなじみの「マン島グリーン」の塗装が施されている。
パワーユニット:新型M5はさらに高速に
新型「M5」は生産開始から数ヶ月しか経っていないが、BMWはすでに高速化に向けた調整を行っている。セダンは依然として3.5秒で0から100km/hまで加速するが、プラグインハイブリッドの充電技術が改善されている。 2024年11月以降、18.6kWhのバッテリーは11kWで充電されるようになる(以前は7.4 kW)。これはM5が1時間速く走り出せることを意味する。ただ、充電停止時間はまだ決して短くはなく、満タンになるまで2時間15分かかる。そして、純電動航続距離は69kmとなる 。
727馬力
競合他車の一部とは異なり、「M5」は引き続き4.4リットルの排気量とツインターボチャージャーを備えた8気筒エンジンを搭載している。さらに、トランスミッションには電動モーターが搭載されている。 内燃エンジンが大部分の動力を供給するが、585馬力という出力は「M5コンペティション(625馬力)」よりも低く、電動モーターと組み合わせることで、システム全体では最大727馬力、最大トルク1000Nmを発揮する。
そして、限界に挑む人にとって最高の機能が、先代モデルと同様に、新型「M5」にも純粋な後輪駆動を可能にする走行モードが搭載されている。このモードでは、煙が出るほど後輪にフルパワーが伝達される。 しかし、こうしたテクノロジーにはすべて欠点がある。それは重量が増えることだ。より正確に言えば、新型「M5」の車両重量は2,435kgで、先代モデルよりも540kg(!)も増えている。