タイで修学旅行のバスが炎上 首都近郊で20人超死亡の恐れ
バンコク、タイ、10月2日 (AP) ― タイの首都バンコク近郊で10月1日、小中学生と引率の教師を乗せた修学旅行のバスが炎上し、20人以上が死亡した恐れがある。 タイ北部のウタイターニー県から3台のバスが出発。バンコク北部のパトゥムターニー県で正午ごろ、教師6人と児童・生徒39人を乗せたバスで、火災が発生した。 火は約1時間後に消し止められたが、天然ガスを燃料とするバス車内の熱が、さらなる爆発を引き起こす恐れがあったため、消防隊が車内に入れなかったという。 警察は死亡した教師と児童・生徒の身元を確認しているが、教師3人と児童・生徒20人の安否が確認されていない。 火災の原因は不明だが、初期の調査ではタイヤが爆発して火花が散り、それがバス内に燃え広がったという見方が有力だ。 この事故は、交通事故や死亡事故が多いことで有名な道路を、子どもを乗せて長時間県をまたいで移動する安全を巡って批判が起こっている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)