【40代、50代】レイナ流メイク/血色カラーを仕込んで「アクティブな顔印象」づくり
こちらは、頰、額、まぶた、フェイスラインに、湧き上がるような自然な血色を仕込んだ顔。よりイキイキ感が増し、まるで微笑んでいるような幸せ顔に見える。
■血色仕込み・プロセス1 ピンクベージュのフェイスカラーを頰に
血色仕込みのファーストステップは、やはり頰。クリームタイプのフェイスカラーをなじませることで、もともとあった血色感のように見える。色は、ハッピー感を上昇させるピンクベージュがおすすめ。
中指に、指紋が見える程度にクリームタイプのフェイスカラーをほんの少量取り、黒目の下のやや外側に点で置いて。その後、こめかみに向かって楕円を描くように、指の腹でポンポンと軽く触るようにして、なじませる。
使ったアイテムはこれ 頰にも唇にも使えるクリームタイプのフェイスカラー。とろけるようになじんでサラリとし、染め上げるように密着する。レイナさんは、これをアレンジして、顔のいろいろな場所に使っている。
■血色仕込み・プロセス2 フェイスライン、額、まぶたにもフェイスカラーを
プロセス1と同じクリームタイプのフェイスカラーを、フェイスライン、額、まぶたにもなじませ、顔全体に上気したような血色感を漂わせる。 「フェイスラインや額に入れるのは、初めてだとちょっと抵抗があるかもしれませんが、やってみるとこれがかなり効果的! フェイスラインは、シェーディングを入れるよりも自然に引き締まって見え、額はみずみずしくふっくら、まぶたは落ちくぼみ感を解消しながらいい感じの影になってくれます」 ピンクベージュのクリームカラーを、中指にごく少量取る。額の生え際からこめかみ、耳の前を通ってエラ付近まで、すーっと優しくなでるようにのばす。額の中央、まぶたにもほんのりとなじませて。
暗く、場合によっては黄色っぽくくすみがちな大人の肌。ピンクベージュのフェイスカラーを1個準備して、ひと手間加えるだけで、自分でも惚れ惚れするほどの幸せ美肌に。40代、50代になったら、ぜひ取り入れてほしいメイクテクニックだ。 【教えてくれたのは】 レイナさん メイクアップアーティスト。1978年生まれ。大学卒業後、大手化粧品メーカー勤務を経て独立。その人本来の美しさを引き出すメイクを得意とし、文化人からの指名も多数。女性向け媒体のメイク特集などで活躍するほか、完全予約制のメイクレッスンサロン「Crystalline(クリスタリン)」を主宰。著書も多く、近著に『45歳からの自分を好きになるメイク』(主婦と生活社)などがある。YouTubeの『REINA CHANNEL』でレイナさんが実演するメイクレッスンも必見! 撮影/藤澤由加(人物) ヘア&メイク・モデル/レイナ 取材・文/小田ユイコ