並ぶ価値あり!のスパイスカツカレーなど、注目の15店を紹介〈大木淳夫の6月の新店アドレス〉
7品6,800円のコースは和食の影響から生まれたと言われる魚介料理「ティラディート」から始まり、ライスが付いた牛肉と野菜炒め「ロモサルダード」に至るまで、うまいなあと笑顔になる料理が続きます。辛さは抑えてありますが、お願いすれば本場そのままの味にもしてくれるとのこと。ぜひチャレンジしてみてください。
AKOWA
住所: 東京都港区南麻布2-13-13 コーポミナモト 1F TEL: 050-5593-8712
中華のスターシェフが新たなステージへ。そして80年代の香港を楽しめるカジュアル店も|スターシェフの“やりたいこと”が詰まった空間
“あの小林さんが新しい挑戦をするらしい”と、グルメ界で噂が駆け巡っていたお店が6月6日、ついに六本木にオープンしました。店名は自らの名を冠した「KOBAYASHI」。自信と決意のほどがうかがえます。小林武志シェフは2005年、中華「桃の木」で彗星のごとく登場し、同店を、東京を代表する中国料理店に育て上げました。
その当時のスペシャリテは個室でコースとして味わえます。そして“ULTRA・K”と名付けられた8席のカウンターは、シェフの新たな挑戦の場。自家製XO醤をアヒージョ風に仕立てたり、目の前で鍋を振るパフォーマンスがあったりで、目も舌も幸せにしてくれます。贅沢な内装と豊富なスタッフに囲まれて、料理を突き詰めるシェフは幸せそう。話題の中華が続出のレストランシーンにあって、注目の一軒です。
KOBAYASHI
住所: 東京都港区六本木3-3-29 六本木アーバンレックス B1F TEL: 050-1809-4801
香港へ小旅行気分が味わえる
5月18日、麻布十番にオープンした「八十港」は綱島からの移転です。ガチ香港料理店として、香港好きや在日香港人に愛されていましたが再開発による立ち退きのため、昨年6月に閉店していました。 店名は80年代の香港を意味していて、内装も当時の雰囲気を再現。壁には現地の郵便箱やチラシがベタベタと貼られています。当然料理もストリートフードから点心、香港式おでんともいうべき滷水(るうすい)まで多彩。値段もお手頃なので、興味の赴くままに料理をオーダーし、お店全体を楽しんでみてください。