並ぶ価値あり!のスパイスカツカレーなど、注目の15店を紹介〈大木淳夫の6月の新店アドレス〉
盛り上がること間違いなし、プルプル卵のオムライス
福岡の大行列店も東京初進出を果たしました。6月1日、渋谷にオープンした「はんばーぐ&おむらいすのお店 いくら 渋谷店」です。こちらを有名にしたのは、カウンターの目の前の鉄板で作るプルップルのオムレツ。最後に犬の肉球の焼き印を押すところまで、まるで飽きさせません。8席のカウンターに座れたら、ぜひこのライブをお楽しみください。テーブル席に座った方は、縦に切れ目を入れるとトロトロの半熟卵が開いていく、あの名画『タンポポ』のようなオムライスに驚いてください。
オープン5日後の平日、11時半ごろにうかがったところ並ばずに入れましたが、この稿がアップされる頃にはどうなっているでしょうか。
はんばーぐ&おむらいすのお店 いくら 渋谷店
住所: 東京都渋谷区円山町5-3 MIEUXビル 1F
直球のおいしさが味わえる10,000円以下のフレンチとペルー料理|フレンチ好きにはたまらない
6月2日、飯田橋の東京日仏学院にビストロ「Loiseau de France(ロワゾー・ドゥ・フランス)」がオープンしました。「水の料理」と呼ばれ、ビジネスも含めフランス料理に大きな革命をもたらしたベルナール・ロワゾー氏(1951-2003)。その会社を受け継いだ長女ベランジェール・ロワゾーCEOが、神戸「ラ・コート・ドール」時代の氏の愛弟子、山口浩シェフと組んでの出店です。
都心とは思えない、緑豊かな空間にある新校舎の1階で、直球のフランス料理を味わえます。前菜・メイン・スイーツで5,000円のプリフィクスコースには、“シェフの帝王”と言われたアントナン・カレームのレシピの「根セロリのレムラード」やロワゾ―スタイルの「ポーチドエッグのムーレット」などが、ワゴンから選ぶデザートも「パリ・ブレスト」「サントノーレ」と伝統菓子が並びます。フランス料理好きにはたまらないラインアップで、私の周りでも話題沸騰中です。
Loiseau de France
住所: 東京都新宿区市谷船河原町15 東京日仏学院(アンスティチュ・フランセ 東京) 1F TEL: 03-6280-7803
本場さながらのペルー料理
5月27日、 白金高輪にオープンしたペルー料理店「AKOWA」も注目のお店です。古川橋の路地を入った元居酒屋だった場所。カウンターとテーブルの細長い店内で腕を振るうワルテル・ラバホスシェフは元在日ペルー大使公邸の専属料理人でした。ペルーといえば、昨年の「世界のベストレストラン50」で第1位に輝いたイノヴェーティブレストラン「セントラル」(その姉妹店が永田町「MAZ」です)などで注目を集めていますが、こちらはストレートにおいしい料理を提供してくれます。