娘が働く会社では「賃上げは新入社員だけ」という噂があるようです。実際のところ、 20~30代女性の「賃上げ」事情はどうなっているのでしょうか?
物価上昇や人手不足の影響もあり、賃上げブームが訪れているようです。国内では賃上げを進めている企業の数も増えてきていますが、既存社員に対してはどのような影響があるか気になる人もいるでしょう。 この記事では20~30代女性に着目して、年収アップしている人の割合をご紹介します。あわせて、年収アップのためにできることもまとめましたので、ぜひ参考にしてください。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
20~30代女性で年収アップしている人の割合は?
大手企業を中心として、初任給を高く設定する企業は増えているようです。しかし、賃上げブームの影響を受けているのは、決して新入社員だけではないと考えられます。 株式会社LENDEXが20~30代女性を対象に実施したアンケートによると、昨年度より年収アップしたと回答した人の割合は37.6%となっていました。約3人に1人が年収アップしていると考えると、新入社員以外にも恩恵は得られていると考えられるでしょう。 なお、同アンケートで年収の上がり幅についても結果が掲載されており、71.3%が「1円以上20万円未満」と回答しています。このことから、年収がアップしているものの、大幅な収入増加ができているわけではないでしょう。
年収アップのためにできることはある?
現在の年収からアップさせるためにできることとして、以下の3つを見ていきましょう。 ・即戦力になる資格を取得する ・年収の高い企業へ転職する ・業界や業種を変えてみる それぞれの内容について、詳しく解説します。 ■即戦力になる資格を取得する 社内で資格取得による報奨金や昇給などの制度が設けられているなら、会社の業務で活かせる資格を取得するとよいでしょう。収入以外の部分に不満がないのであれば、有効活用できる方法だと考えられます。 この方法を活用する場合、どのような資格が対象になっているかをあらかじめ確認しておきましょう。また、社内の制度によっては、大きな年収アップにつながらない可能性がある点には注意が必要です。 ■年収の高い企業へ転職する もし現在の会社で年収アップが見込めないのであれば、現在よりも年収の高い企業への転職も検討してみましょう。現在と同じ業界や職種であったとしても、転職によって年収アップにつながるケースはあるようです。 なお、転職する際は現在の環境からよくなるかをしっかりと調べておきましょう。所持しているスキルや培ってきた経験を活かせるかが、特に重要なポイントになると考えられます。 ■業界や業種を変えてみる 現在の業界や業種に強いこだわりを持っていないのであれば、思い切ってすべてを変えてみるのもよいかもしれません。長期的な視点で見れば、業界や業種を変えてみることで、将来的なキャリアアップにつながる可能性があります。 なお、業界や業種によって、平均年収はある程度割り出せるはずです。なぜ平均年収が高いのかに注目して業界を選べば、失敗するリスクが軽減できるかもしれません。