総理大臣杯争奪で準V 伊仙町の指宿桃子さん 民謡民舞全国大会 奄美勢5人が入賞
全国の伝統芸能の歌い手、踊り手が頂点を競う民謡民舞全国大会(日本民謡協会主催)が10月31日から11月2日にかけ、東京都の品川区立総合区民会館(きゅりあん)であり、内閣総理大臣杯争奪戦で指宿桃子さん(32)=伊仙町=が準優勝した。大会では指宿さんのほか、永田心花さん(奄美芸能徳之島)が浦本杯(連合会選出)で3位に入るなど、奄美勢5人が入賞した。 指宿さんは2年前に同大会の成青年部に出場し、結果は5位。総理大臣杯争奪戦への初挑戦となった今回は「一番好きで安心して歌える」という「むちゃ加那」を歌い上げ、準優勝と高く評価された。 「民謡日本一を決める舞台でしっかり歌え、ほっとしたというのが本音」と大会を振り返った指宿さん。優勝まであと一歩という結果には「うれしさと悔しさが半分ずつ。日本一を目指してまた挑戦したい」と意欲を語った。 今大会の総理大臣杯争奪戦には国内各地の地区予選を経た59人が出場し、日ごろの練習の成果を競った。指宿さん以外の奄美関係の入賞者は次の通り。(敬称略) ▽内閣総理大臣賞争奪戦・審査員奨励賞 茂木幸生(奄美)「朝顔」▽高年部旗戦・優秀賞 日置幸男(名瀬ルリカケス)「俊金節」▽成青年部旗戦・6位 岩崎日向子(あやまる)「請くま慢女」▽浦本杯争奪戦・3位 永田心花(奄美芸能徳之島)「みち節」