キーコーヒーがエチオピアの小規模コーヒー生産者を支援 社員が現地に赴き調査と営農セミナー実施 環境省から業務受託
エチオピア農業研究所(EIAR)クロップ・ダイレクターのフカドゥ・グルム氏とジマ農業研究センター(JARC)センター長のレミ・ベクシサ氏を招き日本での研修も実施した。トップクラスの研究機関や大学、キーコーヒー関東工場や開発研究所、スーパーなどのコーヒー売場を訪れたという。 駐日エチオピア連邦民主共和国のダバ・デブレ・フンデ特命全権大使は「アビー・アハメド首相が主導する森林再生キャンペーン『グリーン・レガシー』イニシアティブと生産者の意識の高まりにより、全体的なコーヒー生産は落ちていないが、コーヒーの栽培面積の増加と比例しているものの生産性は向上していない。これは有機性を維持するため農薬の使用を控えているため。気候変動は世界共通の課題であり、この影響を軽減するためには集団的な取り組みが必要。小規模コーヒー農家を支援することは将来の供給を確保する上で非常に重要」と呼びかける。 キーコーヒーは、インドネシアのトラジャ地域で50年以上にわたり直営農園を運営しているほか周辺の生産者との関係を構築。 ラニーニャ・エルニーニョの影響を受けつつ知見・経験を積み、完全な適応策は確立されていないものの、様々な対策を複合的に組み合わせて取り組んでいる。 今回の受託業務は、トラジャでの経験・ノウハウを活かしたものとなる。