格闘家デビューが発表されていた“初代タイガーマスクの息子”に何が起きたのか?本人が語る新たなビジネスと父への親孝行
――広げていくという点では、商品化とは別に7代目タイガーマスクプロジェクトも行われております 「初代タイガーマスクのヒーロー像がある。僕はプロレスラーでもなければ、そんなに名のある格闘家になれると思っていなくて、そんな僕が何を引き継がないといけないかって精神性とヒーロー像なのかと思ってます。自分がヒーローではないと思った時に、誰かが継いでくれないかと思っていたところに武尊さんと出会って。7代目タイガーマスクプロジェクトは児童養護施設の子どもたちへの社会貢献活動を慈善活動としてやっていて、これは仕事の部分というよりは、父親がやってきたことを武尊さんというリーダーが現れた事で、次のステップや次の世代に繋ぐためにやってることですし、やっぱり慈善活動やってると自分の心も安定しますね(笑)気持ちがいいです。なんかこう、自分が死ぬ時に『ひとのために何かやったし』って思える気がしていて、そこはすごくやっててやりがいを感じます。ほんとに仕事として次に繋げていくというものとは別軸として、自分の心の安定剤としてやってる部分はありますね。それで子供が笑ってくれたり喜んでくれる姿を見たら嬉しいなと」 ――7代目タイガーマスクを武尊さんが受け入れてくれたことは大きかったですか? 「すごく大きかったと思います。もともとは武尊さんと父親が仲良くなって、やっぱり父親的には本当に強い心を持っている人間がやるのがタイガーマスクだと言っていて。武尊さんももちろん強い人間ですし人としての品格ももちろんありますし、あの人がリーダーで居てくれて僕もすごく嬉しいなって。たまに『聖斗くん7代目やんなよ』って武尊さんとお会いする前はあったんですけど、僕ごときができるものじゃないって気持ちでいなくちゃいけないなと思っていて。武尊さんで良かったなと思っています」 ――7代目タイガーマスクプロジェクトはどのような会社さんに協力いただいているのでしょうか? 「今協賛いただいている会社さんは増えてきていて、もちろん武尊さんや初代タイガーマスクのファンの会社さんも応援いただいてはいるんですけど、現状でいま子どもたちに何が必要かを把握して捕らえてる会社さんは協力してくれていますね。そこはすごくいい仲間になれてると思います。協賛というよりは仲間集めが主になってる部分はありますね」 ――昨年養護施設にケーキを配る活動や海外に学校を作るなどされていましたが、今年はどのような活動をされていたのですか? 「今僕がやっているのは全ての施設を回れたらと思っていまして、年内入って24ヶ所の児童養護施設に直接お電話してお伺いさせていただきました。タイガーマスクコンテンツはありがたいことにほぼほぼ断られた事がなく、必ずと言っていいほど受け入れていただいてます。初代タイガーマスクと武尊さんというネームバリューが大きいもので、しっかりと現場の声を持っていくことが大切だなと思っていて。大きいお金をドーンって回すだけではどうしてスキームが次に繋がらない。なのでちゃんと現場の肌感を知っていて今何が必要なのかを整理し、そこへちゃんとお金をいれる事ができる形を作っていきたいなと思っています。去年とは違う現場の声を収集するという活動をしていますね。その中で具体的に何が必要なのかを聞いて直接支援はしています」 ――もし自分たちの養護施設に来てほしいという声があれば、初代タイガーマスクネットワークに連絡すればもしかしたら来てくれるかもしれないと 「もちろんです。そのスタンスでおりますし、逆に言うとこういうような社会貢献活動に興味のある会社様にもお声掛けいただきたいなと思っていて。そのために僕がプレゼンしに向かいますので。その中でただただ寄付だけではなくて色んな仕組みを作りたい。子どもたちって将来何になりたいかって質問を投げると『施設の職員さんになりたい』という子がほとんどなんですよ。見える世界が限られてしまっていて、色んな仕事があるというのを知らないパターンが多いんですね。これは僕もそうでして、父親がプロレスラーで母が接骨師なので一般企業に務めるということが最初すごく怖くてですね。サラリーマンになりますってなったさいに定時で行って出勤して定時で帰るというドラマで見るようなものがすごく怖くて。やっぱり知らないっていうのもあったんですけど、就職とか生きていく道が少なすぎる。知ってる道が少なすぎて現場に出向いていって『今こういう仕事あります!』って紹介するというのも是非やっていただきたいなと思います。もしそういった社会貢献に興味がある人いらっしゃいましたら是非是非ご協力いただきたいなと思っています」 ――前職は代理店にいらっしゃいましたがその時の経験はいきていますか? 「いきていると思います。僕は資料作りがすごく好きで、プレゼンも好きなんですね。代理店時代は喋れなかったし資料も作れなかったし、とある先輩にボコボコにされてたんですけど(苦笑)辞める時ぐらいに資料作り楽しいなと思っていて。自分のやるべき事とかやりたい事、10個やりたいことあったらちゃんと資料化して他人に伝えるのが好きっていうのは結構自分の武器かなと」 ――それが伝わって今徐々にライセンス商品も増えていっているわけですが、今までで一番売れた商品はなんでしたか? 「キャンビーさんがやっているTシャツか、初代タイガーマスクカレーですね。オリジナルカードが入っているのはもちろんなんですけどカレー自体が美味しくてですね。そこは結構良い反応でしたね」 ――ファンの高年齢化が顕著だと思いますが、カレーを通じて子どもたちにも知ってもらえると 「そうですね。今回カレーはテレマルシェさんが協力して企画してくれたんですけども、やっぱり一応気にしてるポイントとして、認知度調査をこの前させていただいた時に45歳以上の認知度はすごく高いんですよ。その下をどうやって作っていくかというのを課題にしていて、カレーとかTシャツも一応ターゲットは45歳以上にしてはいるんですけど、若い世代の子どもたちに対してどうやって認知度を広げていくかって考えた時に今までと同じ展開をしていくわけには行かないなと思い、エッジが効いたというかパンチが効いたものを出し続けるというのを作戦としてやらないといけないなと。最近頭の中に入れて活動はしていますね」
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