共通点は“二刀流”? 松田元太、八木勇征、金城碧海ら、夏ドラマで輝く次世代スターたち
八木勇征、金城碧海、三山凌輝ら“二刀流”で活躍する俳優たち
そんな松田と同じように、音楽アーティストと“二刀流”で活躍している俳優は今も昔もいるが、今期のドラマに出演中の俳優たちは特に話題になっている印象がある。 『南くんが恋人!?』(テレビ朝日系)で突然小さくなってしまう“南くん”を演じる八木勇征も“二刀流”俳優の一人。FANTASTICSのボーカルとして活躍する傍ら、ここ1年でドラマ『18/40~ふたりなら夢も恋も~』(TBS系)で妊娠した主人公の元カレ役、『婚活1000本ノック』(フジテレビ系)で幽霊となって主人公の婚活を助ける山田クソ男役など大きな飛躍を見せており、今後も映画『矢野くんの普通の日々』『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』への出演が決まっている。 そして、11人組ボーイズグループJO1の金城碧海。現在放送中のドラマ『伝説の頭 翔』(テレビ朝日系)では、翔(高橋文哉)が牛耳るヤンキーの連合体“グランドクロス”のライバル“北総愚連隊”の総長役を演じている。そしてJO1のメンバーと出演した映画『逃走中 THE MOVIE』が現在公開中。今までも品川ヒロシによるドラマ『ドロップ』(WOWOW)に出演し、後日譚である『OUT』でもメインキャストとしてキレキレなアクションを見せてきた。これからもダンスで培った身軽さや、人々を惹きつける独特の雰囲気が俳優としても活かされていくのではないだろうか。さらに、同グループの河野純喜も『あの子の子ども』(カンテレ・フジテレビ系)に出演中だ。 7人組ダンス&ボーカルグループBE:FIRSTのRYOKI/三山凌輝は、10キロほど減量して挑んだNHK連続テレビ小説『虎に翼』での演技が反響を呼んでいる。2019年には映画『縁側ラヴァーズ』でメインキャラクターを務めるなど、グループとしてデビューする前から舞台や映像作品でも活躍しており、最近はドラマ『往生際の意味を知れ!』(MBS・TBS)でも元カノを忘れられない市松(青木柚)に寄り添う後輩として存在感を発揮。今後のさらなる活躍も期待できそうだ。 ほかにも『海のはじまり』(フジテレビ系)の目黒蓮や、『西園寺さんは家事をしない』(TBS系)の松村北斗なども音楽アーティストとしての人気だけでなく、演技の実力が伴っている印象だ。音楽界でも、映像界でも魅了させてくれる彼らの表現力はこれからも成長し続けることだろう。幅広く活躍をしている松田のこれからも気になるが、ひとまず『ビリオン×スクール』で今後はどういった立ち位置で直斗を体現していくのかを見守りたい。
伊藤万弥乃