「2024年に話題になったバイク」3選 50ccのスーパーカブに注文殺到! 50代ライダーに刺さったモデルも
2024年はどんなバイクが世間をにぎわせたのでしょうか。本記事では、2024年に注目を浴びたバイクを3機種紹介します。 【画像】特別限定車「ホンダ スーパーカブ50・ファイナルエディション」
2024年に話題になったバイク:ホンダ スーパーカブ50・ファイナルエディション
・価格:29万7000円(税込、以下同) ・エンジン形式:49cc空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ ・最高出力・最大トルク:3.7ps・3.8Nm ・車重:96kg ・シート高:735mm 二輪専門媒体だけでなくさまざまなメディアで取り上げられたことから、ご存じの方も多いことでしょう。ホンダは「スーパーカブ50」の生産を、2025年5月をめどに終了すると発表しました。 これは2025年11月に施行される新しい排ガス規制に対し、適切なコストで適合させることが困難との理由によるものです。 これを一部の報道機関が「スーパーカブが生産終了に」と報じたため、しばらくは混乱が生じました。しかし、実際に生産を終えるのは50ccモデルのみで、兄弟車の110ccは継続販売されます。 50ccのスーパーカブと言えば、1958年に登場した初代「スーパーカブC100」から続いてきた伝統の排気量です。それがついに途絶えるわけですから、残念に思う人は多いことでしょう。 そんな根強いファンのために、ホンダは「スーパーカブ50・ファイナルエディション」を受注期間限定で12月に発売しました。 すでに受注期間は過ぎているので、これから購入することは叶わないのですが、1966年に登場した「スーパーカブC50」をモチーフとしたこの特別限定車にはオーダーが殺到。今後はコレクターズアイテムとして、プレミアム価格で流通する可能性が高いです。
2024年に話題になったバイク:ヤマハ XSR900 GP ABS
・価格:143万円 ・エンジン形式:888cc水冷4ストローク直列3気筒DOHC4バルブ ・最高出力・最大トルク:120ps・93Nm ・車重:200kg ・シート高:835mm 5月に発売されるや否や、わずか1カ月で年間販売計画台数の1000台を超えるオーダーが入るなど、大排気量車で最も注目を集めたのがヤマハの「XSR900 GP ABS」です。 2023年10月に開催されたジャパンモビリティショー2023で実車がお披露目されて以来、長らく話題が続いており、最近になってやっと落ち着いてきたかなという印象です。 1980年代のファクトリーGPレーサー「YZR500」をオマージュしたXSR900 GPのスタイリングは、かつてのレーサーレプリカブームを経験した40~50代のライダーに刺さりまくりました。 それを反映してか、2種類あるカラーバリエーションのうち、売れているのは圧倒的に赤×白のシルキーホワイトとのこと。しかも、およそ7割のオーナーが純正アクセサリーのアンダーカウルキットをオーダーしているらしく、それだけ当時の雰囲気が大好きな人たちに愛されているモデルと言えるでしょう。