「世界一即戦力な男」が浪人して東洋大目指した訳 6年間引きこもり、夢をかなえるゾウ作者との縁
それが『文豪カップ焼きそば』につながっているので、年48万円の学費を払って作家になれたことを考えると、ものすごいリターンをいただけたと思います。東洋大学でいろんな人と出会ったり、授業を受けたりしたことが、今の仕事につながっていますが、いちばんよかったことは大学生になれたことですね。(人に言える)身分を手に入れて、少しはまともな人間に近づけたのでよかったです」 ■浪人しても人生は終わらない 「学校に行かないとか、浪人とかしてしまっても、それだけで人生は終わらないので、気にしたり、負い目に感じたりすることはないと思います」と自身の経験から語ってくださった菊池さん。
「どうにかなる」と楽観的に、人生の締め切りを延長し続けてきた彼だからこそ、今「締め切りを守る」仕事に就いても楽しむことができているのだと思いました。 菊池さんの浪人生活の教訓:人と違う選択を負い目に感じる必要はない
濱井 正吾 :教育系ライター