ホンダ・プレリュードが復活! 次世代2モーターハイブリッド「e:HEV」を搭載して2025年に発売【新車ニュース】
12月18日、ホンダは6代目となる新型「プレリュード」を次世代ハイブリッドモデルとして2025年に発売する計画を発表。これに伴い、プレリュードを含めた今後発売するハイブリッド車に順次搭載を予定している次世代ハイブリッドシステムの概要と、新機能「Honda S+ Shift(ホンダ エスプラスシフト)」を初公開した。 【写真】ほぼ最終形? ホンダ・プレリュード コンセプトの詳細を見る!
2025年に発売される予定の新型プレリュード。昨年開催されたジャパンモビリティショー2023で初公開され、同年のロサンゼルスオートショーでも公開されたコンセプトモデルが、いよいよ市販モデルに昇華する。 2025年末に導入される北米では、1970年代にラインナップされた最初の3車種であるシビック、アコード、プレリュードが、ハイブリッドモデルとして復活し、出揃うことになる。
2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」
新型プレリュードを含む次世代モデルには、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」が搭載される。e:HEVはバッテリー電力のみで走行する「EVドライブモード」、エンジンで発電しモーターで走行する「ハイブリッドドライブモード」に加え、エンジンとクラッチを直結してタイヤを駆動する独自の「エンジンドライブモード」の3つのモードをシームレスに自動で切り換えることで、あらゆるシーンで高効率な走行を実現する。 次世代e:HEVは小型と中型のシステムが用意され、それぞれにおいて、エンジン、ドライブユニットをはじめとする構成部品および制御技術を刷新。ホンダは環境性能と走行性能のさらなる向上を目指した。 具体的には1.5L/2.0L直噴アトキンソンサイクルエンジン、フロントドライブユニットおよび統合冷却システムをそれぞれ新規開発し、次世代中型プラットフォームと組み合わせて、10%以上の燃費向上を目指す。エンジンは今後のグローバル環境規制への対応も踏まえ、出力を低下させることなく、日常での走行から高速道路での合流など強い加速が必要な場面まで、全領域において理論空燃比(ガソリンを燃焼する際に酸素と燃料の比率において最も燃焼効率の良い理想的な混合比の状態)を実現し、出力性能と低燃費を両立する。 また、1.5Lエンジンはトルクと回転数のバランスにおいて、エンジン燃焼効率が高効率となる領域を、現行に対して40%以上拡大し、大幅な燃費向上を実現する。 フロントドライブユニットは、パッケージングの小型化と高効率化を両立。また、小型・中型ドライブユニット双方における共通部を最大化することで、コストを大幅に低減、事業性の改善にも寄与する。 これに加え、各ドライブモードにおけるエンジンやモーターの高効率化を図る。エンジンドライブモードでは、エンジン直結時のトルク伝達効率の向上に加え、走行中のバッテリーアシストの活用により、高速クルーズ時の高効率なエンジンドライブモードの活用幅を拡大し、燃費向上につなげる。さらにEVドライブモード、ハイブリッドドライブモードについても、電力変換およびエンジン効率の向上を図っており、エンジンの燃焼効率は1.5L/2.0L ともに、最高効率を実現する。
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