大の里、ちょんまげ大関誕生なるか? 初日“危うい展開”も白星発進 元若乃花「優勝なら文句なしで昇進」/大相撲秋場所
<大相撲九月場所>◇初日◇8日◇東京・両国国技館 大相撲秋場所が幕を開けた。先場所、10回目の優勝を果たした横綱・照ノ富士(伊勢ヶ濱)が巡業でひざを痛めたため、休場することになり、初日から横綱が不在となった。一方で前代未聞の“ちょんまげ大関”に挑む関脇・大の里(二所ノ関)もいる。初日は同じく若手のホープである前頭二枚目・熱海富士(伊勢ヶ濱)とぶつかり、土俵際の危うい場面も見られた。 【映像】大の里、危うい展開からの大逆転劇 やはり注目は今場所の成績しだいで、大関昇進の可能性がある大の里だろう。出世の速さに髪の伸びが追いつかない大の里について、ABEMAの実況席に座った元横綱・若乃花の花田虎上氏は「優勝なら文句なしで(大関に)昇進でしょうね」と語っていたが、初日は熱海富士との取組で土俵際の見事な逆転勝ちを見せた。物言いがついたが、軍配通り大の里が叩き込み、白星発進となった。 かど番で迎えた先場所、5勝10敗で負け越し、大関の地位から陥落した関脇・貴景勝(常盤山)は、前頭三枚目・御嶽海(出羽海)に寄り切られ、黒星スタート。1場所での大関返り咲きを目指す中で、苦しい立ち上がりとなった。 大関陣は、豊昇龍(立浪)が先場所、優勝決定戦で照ノ富士に敗れた前頭筆頭・隆の勝(常盤山)に押し出しで敗れた。結びの一番で琴櫻(佐渡ヶ嶽)は、小結・平戸海(境川)を突き落としで下し、順調に白星発進となった。 初日は物言いがつく危うい展開となったが、見事に白星を掴んだ大の里。着実に勝ち星を積み上げ、“ちょんまげ大関”誕生の扉をこじ開けるかーー。注目だ。 (ABEMA/大相撲チャンネル)
ABEMA TIMES編集部