あまりにも残念…。ユーロ2024、グループリーグ期待ハズレの選手(1)運がない…。VARの壁に阻まれ続ける
現地時間6月26日にEURO2024(ユーロ2024)のグループリーグ全日程が終了した。イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリのように評価を大きく上げた選手もいれば、低調なパフォーマンスに終わった選手もいる。今回は、出場国の中で期待外れに終わった選手をピックアップして紹介する。 【決勝トーナメント表】サッカー ユーロ2024(EURO2024)
FW:ロメル・ルカク(ベルギー代表) 生年月日:1993年5月13日 グループリーグ成績:3試合0得点1アシスト グループリーグで最も運から見放されたのはロメル・ルカクだろう。「運も実力のうち」と言ってしまえばそれまでだが、このベルギー代表FWはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によって3ゴールも取り消されている。 しかし、「運が悪かった」だけでは言い訳が効かないほど、ルカク自身のミスも多い。特にスロバキア代表との初戦では彼の決定力不足が響いた。 ロイス・オペンダのハンドによって得点が取り消された86分のシーンは仕方ないとして、57分の取り消しは彼自身のオフサイド。その他のシーンでも至近距離から相手GKの正面にシュートを打ってしまうなど、ゴール前で精彩を欠いた。データサイト『Sofa Score』によると、この試合だけでゴール取り消しを除いても、3つの決定機を外したそうだ。 続くルーマニア代表戦ではキックオフ直後にユーリ・ティーレマンスのゴールを見事なポストプレーからアシストしたが、この試合でもVARで得点が取り消されるなど決定力不足が露呈。結果的にベルギー代表はグループリーグ3試合で2ゴールしか奪えず、その中で3つの得点取り消しと6度のビッグチャンスを外したルカクの責任は大きい。なお、どちらのスタッツもグループリーグで最多だった。
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