大阪府・吉村知事が定例会見6月23日(全文1)昨年も夏休みに入ると大きな波が
大阪府の吉村洋文知事は23日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「五輪をお祭り騒ぎにしない。テレビで静かに応援して」大阪府・吉村知事(2021年6月23日)」に対応しております。 【動画】「五輪をお祭り騒ぎにしない。テレビで静かに応援して」大阪府・吉村知事(2021年6月23日) ◇ ◇
皆さんのご協力で右肩下がりに
司会:お待たせしました。それでは知事の定例会見を始めさせていただきます。最初に知事から説明をさせていただきます。よろしくお願いします。 吉村:私からはまず5点お伝えをいたします。まず1点目です。新型コロナウイルスの感染状況、それから感染対策の徹底のお願いについてです。まず現在の新型コロナウイルスの感染状況ですけれども、これは日々報道されているとおりではあります。この1週間ごとの新規感染者数を見ますと、非常に、1000名を超える多い時期、ありました。この間、このときに緊急事態宣言が発令されて、本当に多くの府民の皆さん、事業者の皆さんのご協力で、そのあとは右肩下がりの状況になってきています。 現在においては1週間で648名ということで、約100名前後、1日にすると約100名前後という状況になっています。これだけ感染者を抑えることができたというのも府民の皆さんのご協力、そしてまた事業者の皆さん、社会経済活動がある中で本当にご協力をいただきました。大規模な商業施設等も含めて休業要請もお願いをし、さまざまな皆さんのご協力でなんとか感染急拡大を抑えて、非常に少ない、10分の1ぐらいの状況になって、10分の1以下の状況になっているという状況でもあります。
デルタ株がもうすでに大阪に
ただ注意しなければならないのが、前回、緊急事態宣言を解除した週ですけど、2月24から3月2日、このときとほぼ似たような状況になってきている。このあと、わずか1カ月で感染が爆発拡大をいたしました。同じような状況になる可能性は十分ある。その根拠としても、当時、ここは既存株から感染力の高いイギリス株、501Y型の変異株に置き換わるという、それも起きて、あとは行動も相まってぐっと増えたわけですが、現在は同じようにより感染力が強いインド型の変異株、デルタ株がもうすでに大阪に入ってきています。そのパーセントも少しずつ増えてきているという状況ですから、非常に状況がよく似ていると。 また、7月に入ると夏休みに入って生活環境も変わる、普段の生活のリズムが大きく変わったときに、人と人との接触する機会が大きく増えたときに感染が増えやすいということになります。これはちょっと年度替わり、ここは年末年始と。昨年も夏休みに入ったときに大きな波が来ました。大きな波が来る可能性が非常に高い状況でもありますので、ぜひ感染対策の徹底をお願いします。次、お願いします。 非常に似ているという意味では、これは重症者の数ですけれども、緊急事態宣言解除したときの重症者の数、治療中、一番多いときは187名で、そこから90名ぐらいに下がって、感染者が減るとその後も下がりますから、一番少ないときで3月の18日、中旬に54名となりました。 今、105名です。おそらくこの先も少し減少が続いていますから下がることになると思いますが、そのあと一気に感染が急拡大して重症者も増えて、450名となりました。同じようにまた増える可能性がありますので、ぜひここは注意をお願いしたいと、感染対策の徹底をお願いしたいと思います。次、お願いします。 その非常に警戒すべきものとして、やっぱり変異株の存在です。インド株、L452Rの変異株がやはり非常に警戒しなければなりません。このデルタ株につきましては、スクリーニング検査、今、積極的に実施しています。現状ですけども、全陽性者のうち約60%をデルタ株の検査をしています。先週は約40%ですが、それを見ても、やはり少しずつ増えてきています。