毎日職場近くの「かけそば1杯300円」のそば屋に通っています。栄養面が多少心配ですが、節約になっていますよね?
近年の物価高の影響により、食費を以前より節約する人が増えてきました。特に外食を行うと大きな出費となるので、弁当を持参したり、コスパのよい飲食店で昼食を済ましたりする人が増えているようです。 中でも、立ち食いそば屋で提供されるかけそばは、外食としては格安です。この記事では、日本人の平均的な昼食代とかけそば1杯300円の値段を比較します。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
かけそば1杯300円と平均的な昼食費との比較
株式会社リクルートの調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」が、首都圏に住む20~69歳の男女を対象に行った「平日のランチの実態調査」によると、ランチ予算の全体平均は452円でした。かけそば1杯300円で昼食を済ませば、全体平均よりは節約になっていることが分かります。 また、外食店内で食事をした場合の平均予算は1243円となっており、かけそば1杯300円は外食としてはかなりコスパがよいことが分かりました。1食300円は外食の中では節約している方ですが、昼食に弁当を作っている人の昼食代と比較した場合はどうでしょうか。 株式会社ニチレイフーズが全国に住む20~60代の男女を対象に行った「お弁当事情に関する調査」によると、お弁当にかかる費用の平均は222.3円でした。かけそば1杯300円は、手作り弁当と比較するとやや割高であることが分かります。
かけそば1杯300円と平均的な朝食費との比較
かけそば1杯300円は、昼食費の全体平均としては節約になっていることが分かりましたが、朝食として食べた場合はどうでしょうか。 カルビー株式会社が全国の18歳~69歳の男女に行った調査によると、「朝食にかかる費用は、1回につき何円程度ですか」という質問に対し、47.6%の人が「150円未満」と回答しています。 さらに、36.3%の人が「150~300円未満」と回答しており、12.3%の人が「300~500円未満」と回答する結果でした。約84%の人が300円未満で朝食を済ませているので、朝食に1杯300円のかけそばを食べるのはやや割高であるといえます。 カルビー株式会社が同じ調査で行った「過去1年の平均の朝食摂取頻度」の質問には、「同居人あり」の人が74.1%、「一人暮らし」の人で57.6%となっています。この回答を見ると、一人暮らしでは朝食を食べない人が多く、朝食にかかる平均費用は低くなる傾向にあるようです。