北近畿最大規模の公募美術展「福知山市展」11月1日から 入賞作品など288点展示
第60回福知山市展(市など主催)の入賞作が決まった。書、絵画、彫刻、工芸、写真の5部門に計399点の応募があり、このうち市展賞などの入賞、入選作品と、委嘱作家、無鑑査作家、招待作家の作品計288点を、11月1日から4日まで、京都府福知山市中ノの市厚生会館で展示する。
北近畿有数の公募美術展として知られる。出品数は年々減少傾向にあるが、審査員は「全体的に作品の完成度が高く、出品者の芸術への意識の高さが感じられる」と評価している。
市展賞は書が足立長美さん=土師宮町=の「秋山にて友を懐う」▽絵画は河田晋さん=大江町二俣=の「大江の里」▽彫刻は高階康之さん=兵庫県養父市=の「ゆう」▽工芸は安田紅子さん=与謝野町=の「Triangle(トライアングル)」▽写真は高山一成さん=呉服町=の「水玉」に決まった。
今回は60回記念賞を特別に設け、各部門1人ずつが選ばれた。また60回を記念して8月に実施した子ども向けのワークショップで木の端材を使って手作りした作品とデジタルアート作品も展示する。 市展の開催時間は午前9時から午後6時(4日は5時)まで。入場無料。 表彰式は11月4日午後3時から、駅前町の市民交流プラザでする。
60回記念賞、奨励賞、市展新人賞、委嘱作家賞は次のみなさん。 ◎60回記念賞◎ 【書】福林良子(堀)【絵画】山居茂樹(兵庫県豊岡市)【彫刻】久田博基(綾部市)【工芸】高階康之(養父市)【写真】永井郁夫(兵庫県丹波市) ◎奨励賞◎ 【書】木ノ下典子(大江町南有路)、西尾恵治(綾部市)、西村美香(同)、伊藤三佐子(西小谷ケ丘)、足立由美子(丹波市)【絵画】半田利裕(舞鶴市)、細見茂樹(宮津市)、坪倉晶子(前田新町)、芦田哲(丹波市)、南薗英光(天田)【工芸】福島美穂(舞鶴市)、平石忠(北栄町)、岡垣治輝(大江町二俣)【写真】糸井洋(宮津市)、和久秀輝(下篠尾)、古林邦夫(豊岡市)、森本高夫(安井)、浅野三雄(京丹波町) ◎市展新人賞◎ 【書】井上恵利香(舞鶴市)【絵画】西川和里(同)【彫刻】和田道春(多保市)【工芸】西山恵一(堀)【写真】四方卓治(綾部市) ◎委嘱作家賞◎ 【書】生島游華(篠尾新町)【絵画】久田博基(綾部市)【彫刻】西山良文(同)【工芸】高橋治子(夜久野町直見)