サヨナラ好機で大谷翔平が2打席連続打席に立てる!? メジャーで「ゴールデン・アットバット」が議論に上がると米報道
米大リーグのオーナー会議で打順に関係なく任意の打者を打席に立たせることができるルール「ゴールデン・アットバット」の導入が議論に上がったと2日(日本時間3日)、複数の米メディアが報じた。 【写真】デコピンを抱きかかえる大谷夫人の真美子さん 老舗スポーツ誌のスポーツ・イラストレーテッド(電子版)は、米大リーグ機構のマンフレッド・コミッショナーがポットキャスト番組で「さまざまな新ルール案が議論されている。そのうちの1つが、オーナー会議で話題になった『ゴールデン・アット・バット』だ」と語ったことを伝えた。 ジ・アスレチックのジェイソン・スターク記者は同ルールの可能性を分析し、両チームが1試合で一度だけ打者を交代できるか、負けているチームだけが一度だけ交代できる。また先頭打者でアウトになった場合、同じ選手が2打席連続で立つ可能性もあるなど複数の考えうるパターンを羅列。「2023年ワールド・ベースボール・クラシックの最終打席、マイク・トラウト対大谷翔平の対戦はどれほど忘れられないものだっただろうか」と試合終盤に魅力的なマッチアップが起こる可能性を指摘した。 複数の選手、関係者の意見も掲載し、ドジャースのフリーマンは「翔平とジャッジに毎回ヒットを打ってほしい。それはよく分かる。自分も彼らが九回にヒットを打つ姿を見たいですから。でも自分は反対だ。自分はオールドスクールな考えを持っている。(今の)野球が純粋に好きなんだ」と語った。 同記者は「マイナーリーグで今後、数年間でこのルールをテストするかもしれないという噂もある」と伝えたが、同ルールがメジャーリーグにすぐに導入される可能性は低いとし、ピッチクロックが2023年導入前に約10年マイナーでテストされたことを例に挙げた。