阪神・岡田監督 4時間超えの一戦に「遅くまですみません」 2勝2敗のタイに戻し「最後の甲子園絶対勝ちたい」
◇プロ野球日本シリーズ第4戦 阪神4x-3オリックス(1日、甲子園球場) 阪神が4番・大山悠輔選手のサヨナラ打で4時間超えの熱戦を制し、シリーズ2勝2敗のタイに戻しました。 【画像】サヨナラ打を放ちガッツポーズの阪神・大山悠輔選手 阪神は初回に打率.231の3番・森下翔太選手がタイムリーを放ち先制に成功すると、同点に追いつかれた2回裏に近本光司選手がタイムリーを放ちすぐさま勝ち越します。 しかし2点リードの7回、2番手・桐敷拓馬投手が宗佑磨選手に同点2点タイムリーを許し試合は振り出しに。 それでも続くピンチを3番手・石井大智投手がゼロに抑えると8回、1アウト1、3塁のピンチでは4番手・島本浩也投手が代打・安達了一選手をサードゴロ。さらに5番手・湯浅京己投手が中川圭太選手をセカンドフライに打ち取り、サヨナラ勝利を呼び込みました。 試合後、勝利監督インタビューに登場した岡田彰布監督は「遅くまですみませんでした。もう少しね、すんなりと早く終わらないといけないんですけどね。これがシリーズかなと思ってるんで」と短期決戦ならではの白熱した試合展開を振り返りました。 さらに「(阪神とオリックスは)同じようなチームなので、リリーフ陣が勝負になると思っているんですけど、今日はね島本と湯浅にかけましたね。まぁ湯浅は6月以来ですかね、1軍のゲーム。湯浅が出てくるとファンの声援でね、がらっとムードが変わると思ったんでね、湯浅にかけましたね」と中継ぎの起用について答えました。 また、京セラドームでの第1戦、第2戦では9打数1安打と打撃が振るわなかったものの、甲子園での第3戦、第4戦では8打数3安打3打点と調子を取り戻した森下選手について「森下はちょっと怒らないといけないですね、やっぱりね。怒るとちょっと発奮しますね」とコメントしました。 そして、甲子園で行われる第5戦に向け「すごい声援をもらってね、選手も奮い立ってるんで。あすで甲子園は終わりになるんですけどね、今日の勝ちを無駄にしないように、明日はまた全員でね、最後の甲子園絶対勝ちたいと思います」と締めくくり劇的勝利に沸く阪神ファンをさらに盛り上げました。