仙台市で「観光レジリエンスサミット」開催、世界各国の閣僚級会合、危機発生時への備えや事業継続がテーマのシンポジウムも
観光庁は、2024年11月9~11日に宮城県仙台市でアジア・太平洋地域などの各国や国際機関が参加する閣僚級会合「観光レジリエンスサミット」を開催する。参加国の観光大臣、国際機関の代表者らによる二国間会談、会合、昼食会、エクスカーションが実施される。 11月9日には、UNツーリズム(国連世界観光機関/UNWTO)との共催による観光レジリエンスサミットシンポジウム、仙台市主催による講演会「震災の教訓を未来につなぐー観光で学ぶ震災の記憶―」も開かれる。 観光のレジリエンスとは、観光を基盤とするコミュニティ、地域、国が、自然災害、経済不況、公衆衛生危機、その他の混乱などの逆境に耐え、適応し、回復する能力のこと。観光地や事業者が次の危機の前に積極的な戦略と対策を実施する必要があることから、シンポジウムなどを通じて知見の共有を図る。 シンポジウムでは、国連防災機関(UNDRR)神戸事務所代表の松岡由季氏が基調講演するほか、「観光危機発生時への備えー観光客・旅行者の安全と安心を確保するために必要なことー」「危機後の事業継続と不幸への備えー観光地・観光事業者への影響を最小限にするために必要なことー」をテーマとしたパネルディスカッションもおこなわれる。
トラベルボイス編集部