電気料金値上がり…エアコン「節電」ポイントは 風量は「弱」「自動」? 風向きは「斜め下」「水平」? 大手空調メーカーに聞いた
6月が始まりました。「値上げの夏」といった様相になっています。食品は614品目で値上げ、診療報酬も引き上げられます。家計には大きな痛手です。今回の値上がりで目立つのが電気料金です。これまでは物価高対策の補助金がありましたが、段階的に廃止され、6月使用分からなくなります。このため、中部電力では標準家庭の料金が1カ月あたり346円上昇して8691円になります。冷房を使う、夏本番を前にした値上げ。長野県内でも「節電」の意識が高まっているようです。家電量販店と大手空調メーカーに節電のポイントなどを取材しました。
■節電への意識は?
「節電」への意識は? 街の人: 「あまりにこれから電気代がかかるようだったら、冷蔵庫は買い替えようと思っている」 「電気をこまめに切るようにしたり、薄着でいたり、大したことはできていないが、少しずつでもと」 「エアコンの設定温度を高くするとか、みんなのいる空間を一緒にして使わない部屋はエアコンをつけないとか。これから夏暑くなったらエアコンは常時つけてないといけない」
■省エネ家電が注目
家電量販店ではー (記者リポート) 「こちらの店では電気料金の値上がりを受け、省エネ家電への注目が高まっているということです」 こちらの店では電気料金の値上げを受けて、消費電力の多いエアコンや冷蔵庫を中心に「省エネ家電」への買い替えを選ぶ客が増えているといいます。 ケーズデンキ長野本店・平林由希さん: 「一日当たりの電気代はいくらなのかとご質問をいただいたり、年間使えばどれくらい、10年使えばどれくらいだねという話も。節電に対してだいぶ意識が高いのかなと」
■AIで感知して節電してくれる製品も
エアコンで特に「売れ筋」だというのがこちらの製品。 ケーズデンキ長野本店・平林由希さん: 「AIで感知して節電してくれる、20%ほど」
消費電力をおよそ20%抑えられるという「節電モード」を搭載。年間で1万円以上電気料金を削減できるケースもあるということです。(※同メーカーの機種で比較) 30万円台後半と値は張りますが、電気料金も考慮して高性能モデルを購入する客が多くなっています。 ケーズデンキ長野本店・平林由希さん: 「10年間で換算した時に本体と電気代とを組み合わせてみても、同じくらいか、さらに安くなってくる」