【資産総額1億円超】「私はまだ生きている!」がんを患う90代母、絶叫…70代~60代の4人の子どもの財産争いに「もういい、解散!」→その後のあんまりな顛末
「不動産1つ、相続人複数」は、最も分割がむずかしいパターン
佐藤さんの母親のような資産構成は、遺産分割がむずかしくなる典型例です。今回の場合、自宅を建て替えるなどして分割しやすい状態にするのが基本となります。また、一部を収益物件にして収益を得る筋道をつけることで、土地の有効活用ができるようになります。もちろんその場合も、遺言書の準備は必須です。 親が健在のうちに分割しやすい財産に替えるなどしておかないと、のちのち相続人から不満が噴出ことになるため、要注意なのです。 ※登場人物は仮名です。プライバシーに配慮し、実際の相談内容と変えている部分があります。 曽根 惠子 株式会社夢相続代表取締役 公認不動産コンサルティングマスター 相続対策専門士 ◆相続対策専門士とは?◆ 公益財団法人 不動産流通推進センター(旧 不動産流通近代化センター、retpc.jp) 認定資格。国土交通大臣の登録を受け、不動産コンサルティングを円滑に行うために必要な知識及び技能に関する試験に合格し、宅建取引士・不動産鑑定士・一級建築士の資格を有する者が「公認 不動産コンサルティングマスター」と認定され、そのなかから相続に関する専門コースを修了したものが「相続対策専門士」として認定されます。相続対策専門士は、顧客のニーズを把握し、ワンストップで解決に導くための提案を行います。なお、資格は1年ごとの更新制で、業務を通じて更新要件を満たす必要があります。 「相続対策専門士」は問題解決の窓口となり、弁護士、税理士の業務につなげていく役割であり、業法に抵触する職務を担当することはありません。
曽根 惠子
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