B2ベルテックス静岡が2連敗…13得点のブラント「オフェンスの時間削られて通常の攻撃ができなかった」
◇りそなB2リーグ 第10節 富山86ー71ベルテックス静岡(30日・静岡市中央体育館) ベルテックス静岡がホームで東地区2位の富山に71―86で敗れた。相手の守備陣の包囲網にはまって第2クオーター(Q)だけで30失点したベルテは、終盤に追い上げたものの、2連敗。ホーム戦は3連敗で最大3あった貯金を吐き出した。1日も富山と対戦する。 試合の行方は前半でほぼ決まった。ベルテックスがホームでいいところなく完敗。今週の練習で対策は取ったものの、富山の厳しいディフェンスに手を焼いた。ターンオーバー(TO)は20で、そのうち、ポイントガード(PG)の3人で11を数えた。途中で守りの戦術を変える相手のチェンジングディフェンスにまんまとはまった。 オフェンス面にも影響した。ボール運びに苦労していい形でボールを回せなかった。「インサイドになかなかボールが入らなかった。外からシュートを打たされた」と、森高大ヘッドコーチ(35)。フィールドゴール成功率が富山の58・6%に対し、ベルテは38・7%。ペイント内の得点は28対44と引き離された。この日13得点をマークしたアンガス・ブラント(35)も「オフェンスにかける時間も削られて、通常の攻撃ができなかった」と、振り返った。 これで今季のホーム戦は4勝5敗と負け越し。11月は3勝6敗と大きく黒星が先行した。「一人一人がステップすることが必要」と、指揮官。月が替わって1日には、再び富山と対戦する。前回の福岡戦に続き、ホームで連続同一カード連敗は避けなければいけない。 (塩沢 武士)
報知新聞社