【福岡国際マラソン】吉田祐也が涙のV!2時間5分16秒の日本歴代3位!!「言葉にできない」
◇福岡国際マラソン(2024年12月1日 福岡・平和台陸上競技場発着の42・195キロ) 【写真】青学大時代の吉田祐也 来年9月の東京・世界選手権の代表選考会を兼ねて行われ、吉田祐也(GMOインターネットグループ)が4年ぶり2度目の優勝を飾り、自国開催の大舞台へ大前進した。2時間5分16秒は日本歴代3位&大会新記録の好タイムで、世界選手権の参加標準記録(2時間6分30秒)を突破した。 中間点を1時間2分57秒で通過。28キロ手前で西山雄介(トヨタ自動車)が遅れ、吉田が日本人トップに立った。30キロを過ぎてからゲタホン(イスラエル)との一騎打ちに。32キロ付近で吉田が前に出ると、そのままライバルを突き放した。 レース後のインタビューでは「20年に初優勝してから、つらかったこと、悔しかったことが多くて、言葉にできない」と涙を流した。 世界選手権の男子マラソンの参加標準記録は2時間6分30秒(資格有効期限は23年11月5日~25年5月4日)。代表は23年4月~25年3月東京までのJMCシリーズIVのチャンピオンのほか、総合的な判断で選出される。 世界選手権代表に大きく前進した吉田は、「自分の中ではまだまだこの力をもってしても世界と勝負することは難しいと思っている。でも、少しずつ良くなっている。必ず世界と戦う力をつけたい」とさらなる進化を誓った。 世界選手権の日本開催は07年大阪大会以来、18年ぶり。東京での開催は91年以来、34年ぶりとなる。 ◆吉田 祐也(よしだ・ゆうや)1997年4月23日、埼玉県出身の27歳。青学大4年時に箱根駅伝で4区区間新。卒業後にGMOに加入し、20年12月の福岡国際マラソンを2時間7分5秒で制した。今大会までの自己ベストは24年大阪の2時間6分37秒だった。1メートル64、47キロ。