先輩の松山英樹に次ぐプロ3戦目スピードVへ22歳・岡田晃平「もうここまで来たら勝つしかない」
◆男子プロゴルフツアー 関西オープン 第3日(18日、滋賀・名神八日市CC=6869ヤード、パー70) 第3ラウンドが行われ、21位から出たツアー本格参戦1年目の岡田晃平(22)=フリー=が1イーグル、7バーディー、1ボギーで自己ベストの62をマークし、通算10アンダーで首位と2打差の4位に浮上した。1999年の日本ゴルフツアー機構発足後では2016年趙炳旻(チョ・ビョンミン、韓国)の1試合目、13年松山英樹の2試合目に続くプロ3戦目のスピードVへ逆転を狙う。66で回った清水大成(25)=ロピア=が12アンダーでトップに立った。 岡田が放った第2打は、25ヤード先のカップに消えた。370ヤードの14番パー4。チップインイーグルで10アンダーに乗せた。「いいゴルフだったとは言えないけど、ミスがミスにならないようにできた」。手前から攻めることを徹底し、下りのアプローチを一度も残さずボギーを1つに抑えた。 東北福祉大を今年3月に卒業した。中学から大学まで10年間寮生活。4月から都内で一人暮らしを始め「寂しい。寮だといつも誰かがいたから」。それでも「ゴルフをしているときが一番楽しいので大丈夫」。プロゴルファー生活に幸せを感じている。「パターを外しても、OBを打っても、命を取られるわけじゃない」。びびらずに思い切り振り抜くことを心がけている。 昨年大会の覇者は大学の1学年上の蝉川泰果だった。「勝ってついていきたい。もうここまで来たら勝つしかない。先輩の松山(英樹)さん、金谷(拓実)さん、蝉川さんにちょっとでも認めてもらえるように頑張りたい」。松山に次ぐプロ3戦目でのスピードVへ、2打差を追う。(高木 恵) ◆岡田 晃平(おかだ・こうへい)2002年2月18日、高知・中土佐町生まれ。22歳。明徳義塾高―東北福祉大卒。22年日本アマチュア選手権で蝉川らを下して優勝。23年日本オープンは初日首位から18位でローアマを獲得。昨年12月にプロ宣言、最終予選会で9位に入り今季ツアー参戦資格を得る。好きな食べ物はラーメン。173センチ、75キロ。
報知新聞社