【実態調査】秋ゆらぎはどうして起こるの?『美的』読者の疑問に専門家が回答!
美的クラブへの実態調査も! “秋ゆらぎ”にまつわる、『美的』読者の疑問に答えます
気候変動ゆえか唐突に到来する秋の気温と湿度の極端な低下で、春の花粉の時期と似たような肌あれを感じる人が増えています。普段どおりお手入れしているはずなのに、肌が乾燥する、ニキビができやすい、いつものスキンケアに刺激を感じる…etc.そんな症状に心当たりがある人は、自分にぴったりの対策を早めに始めて──!
Q.どうして秋ゆらぎは起こるのでしょうか?
A.気温と湿度の急激な変化に肌が対応し切れずゆらぎ症状が秋にも勃発! 酷暑が続き、残暑も長引いていたのに、ある日を境に気温も湿度もぐっと低下。「あれ? 肌寒い…」といったように秋の深まりを突然感じるのが、ここ数年の特徴です。 「肌表面の角層には、外部環境を体内に悪影響としてもち込まないようにコントロールする『バリア機能』が備わっています。けれども、秋口の肌には夏の強い紫外線などによるダメージがまだ残っていて、バリア機能が低下しがち。気温と湿度の少しずつの変化には対応できても、急激な落差にはバリア機能が追いつかず、肌の乾燥、赤み、むずがゆさといった、ゆらぎ症状が近年、秋にも現れやすくなっているといわれています。ブタクサなど秋アレルギーをおもちの人は、さらに注意が必要です」(高瀬先生) 秋ゆらぎを立て直すには、肌のバリア機能を正常に整えることが大切。同時に、潤いを吸収してため込む力である角層の『水分保持能』の改善を図ることも大切、と教えてくれたのは、コーセーの研究員・岸田さん。 「通常の保湿に加え、セラミドやライスパワー®No.11など、水分保持能をサポートする働きをもつ成分を意識的に取り入れると、秋ゆらぎはリセットされやすくなります。角層はできてから自然に剥がれ落ちるまで約2週間。しっかりケアできれば、1週間で違いを実感できることも少なくないので、頑張ってください!」(岸田さん) 肌には状態を立て直す力があります。秋ゆらぎも改善されるのでご安心を――by高瀬先生 バリア機能はもちろん、水分保持能をケアすることも、早期改善のカギ――by岸田さん