水道代が定額制のアパートに住んでいるという友人。「どれだけ水道を使っても」定額ならお得なのでしょうか?
水道代の定額はお得なのか
次に、水道代の定額は実際の水道使用量と比べるとお得なのかみてみましょう。東京水道局によると「令和2年度生活用水実態調査」の結果、単身世帯の使用水量は8.1立方メートルと報告しています。 約1立方メートル(1000リットル)は、およそお風呂5杯分といわれているため、8.1立方メートルはお風呂約40杯分と表すことができます。 平均の水道代を総務省統計局の家計調査2024年4~6月期の統計でみてみると、単身世帯の上下水道料は2021円となっています。もし、1ヶ月の平均使用水量よりも少ない量しか使用しておらず、平均上下水道料よりも定額水道代が高いようであれば、定額であることが若干損しているといえるでしょう。 だからといって、必要以上に水道を使用してよいというわけではありません。地域や時間帯によっても、水道代は違ってきます。定額であろうと使用分の実費であろうと、水を上手に使いながら、水資源確保に努めることは大切なことです。
賃貸に入居するときは水道代を確認しよう
水道代が定額であることは、一見メリットのほうが多いと感じるかもしれません。 しかし、水道の使用頻度によっては実費よりも払いすぎることになるなど、自治体の水道料金や個々のライフスタイルが大きく影響するようです。入居してからトラブルを防ぐためにも、水道代についてよく理解しておきましょう。 出典 東京都水道局 くらしと水道 水の上手な使い方 総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 2024年4~6月期 表番号1 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部