【閲覧注意】世界で最もゾッとする「究極のクモ」3種
見た目から「ゾッとする」クモ
実際に危険かどうかではなく、その見た目から「ゾッとする」クモもいる。 ■2. ジャイアントハンツマンスパイダー:クモ綱の中で最も長い脚を持つ アシダカグモ科の一種であるジャイアントハンツマンスパイダー(学名:Heteropoda maxima)は、広げると最長で30センチを超えるほどの巨大な脚を持つ。このあらゆるクモの中で最長記録の脚によって、堂々とした姿に見えるのだ。 ラオス原産のジャイアントハンツマンは、洞窟や暗くて人気のない場所で見つかることが多いため、そのことが気味が悪いという評判をさらに高めている。毛に覆われた細長い脚、狭い場所をすり抜けるのに適した平べったい体、そして独特のカニのような歩行パターンから識別できる。 体は一般的に白っぽい茶色か黄みがかった色で、脚に黒い縞模様がある。これが外見の気味悪さを増幅させている。もし、このクモに遭遇したら、そのとてつもない大きさと素早さに、どんなに勇敢な人でも思わず後退りしてしまうだろう。 3. ゴライアスバードイーター(ルブロンオオツチグモ):我々の知る限り最も重いクモ ゴライアスバードイーター(学名:Theraphosa blondi)はまるで巨獣だ。南米の熱帯雨林、特にブラジル、ベネズエラ、ギアナを原産とするこのクモは、最大で体重が約170グラム、脚を広げた大きさは30センチ近くにもなる。脚の長さはジャイアントハンツマンよりわずかに短いものの、そのとてつもない重さからクモ界のヘビー級チャンピオンだ。 威圧的な巨体と恐ろしげな名前にもかかわらず、ゴライアスバードイーター(「ゴライアス」は旧約聖書に登場するペリシテ人の巨人兵士。ヘブライ語でゴリアテ。「バードイーター」は鳥を食べるものという意味)は通常、鳥を狩ることはほとんどない。 身体的には鳥さえも食べる能力はあるが、主食は昆虫やミミズなどの虫、そして時には小型の齧歯類や両生類、爬虫類を捕食する。このクモが持つ最大で4センチ近くもある強力な牙は、獲物に毒を注入し、その体内を液化させ、獲物の肉を食べやすくするために使われる。 ゴライアスバードイーターの外観は、その大きさと同じくらいおぞましい。密生した赤褐色または黒色の剛毛に覆われ、頑強で毛深い体と脚を持つことから、さらに威圧的に見える。 これらのクモはいずれも生息する環境の中で繁栄するために進化を遂げ、クモの世界の中でも特に恐ろしげな特徴を発達させてきた。その形態にはクモが成り得る究極の姿が表れている。
Scott Travers