【ボクシング】アマ通算3冠・吉良大弥、プロデビュー戦KO勝利「井岡一翔さんは偉大な先輩…超えないといけない」
◇27日 ボクシング スーパーフライ級6回戦(東京・後楽園ホール) アマチュア・アジアジュニア選手権王者の吉良大弥(21)=志成=がコムサン・カエウルエアン(19)=タイ=を1回1分58秒KOで下しプロ初戦を飾った。初回中盤から猛攻をかけ、最後は左ボディ一撃で10カウントを聞かせる完勝だった。 「意外と落ち着いてできたかと思います。やりたいことを短い時間に凝縮してできたので、その意味では100点。ただ、僕の引き出しという意味では、まだ1割ぐらいです」 アマ通算3冠で、パリ五輪出場権を逃したため東農大を2年で中退し今年プロに転向。デビュー戦へ向け、大学の先輩で同門のWBAスーパーフライ級王者・井岡一翔とラスベガスでトレーニングを積んできた。 「パウンド・フォー・パウンド(全階級最強ランキング)1位を目標にしています。井岡一翔さんは偉大な先輩なので、そこを目指していますが、超えないといけない。がんばりたいと思います」と、21歳の新人はデビュー戦から高い目標へ進むと宣言した。
中日スポーツ