「連覇めちゃくちゃしたい」3年連続出場の山梨学院監督 センバツ
第96回選抜高校野球大会は26日、大阪市内で選考委員会が開かれ、出場32校が決まった。 【写真特集】センバツ出場の知らせを受け喜ぶ選手たち 前回覇者の山梨学院は3年連続7回目の出場。吉田洸二監督(54)は記者会見で「連覇はめちゃくちゃしたいです」と笑わせた一方で「そのためには優勝したことを忘れ、目の前の試合に全力で取り組む」と気を引き締める。中原義虎主将(2年)も「一戦一戦勝つ。連覇はその先にあると思う」と口をそろえた。 昨春は作新学院(栃木)、広陵(広島)、報徳学園(兵庫)など並み居る強豪校を次々と降しての初優勝。だが追われる立場となった昨夏の山梨大会は準決勝で敗れ「春夏連覇」を目指す舞台に立てなかった。 優勝メンバー18人のうち17人が3年生で、選手はほぼ入れ替わった。昨春はアルプス席で応援していた桜田隆誠投手(2年)は新チーム結成後に急成長。昨秋の県大会と関東大会の全9試合で投げ、関東準優勝の立役者となった。「連覇は意識せず『自分たちは自分たち』という気持ちで臨む」と言い切った。【佐藤薫、早川健人】