部員6人で全国大会へ! 和歌山南陵高校 給与未払いで教員スト&生徒募集ストップ ただいまクラファンで“支援の輪”拡大中
支援の輪は広がり、6月19日午後の時点で、支援者は83人。募集の残り日数は7日。支援額は約60万円に。目標額は達成されたのだった。それでも県外に暮らす各家庭が抱える負担は相当になると思われる。期限の6月27日まで引き続き支援を呼びかける。 キャプテン二宮選手の母、三奈子さんに、インターハイ予選の戦いを改めて振り返ってもらった。「和歌山県内での競争は愛知よりは当然楽なものだと思います。そして、留学生の力が大きいのも確かです。でも、留学生1人では戦えません。戦い方も部員が6人なのでよく考えなければなりません。具体的にはディフェンスでマンツーマンは・・・あっ!すいません、全国が控えていますので(笑)」 少子化に伴う国内の学校運営は、大学や専門学校なども含めてどこでも大きな問題になっている。愛知県の美容専門学校が5月末に突然閉校することが決まり、在籍する生徒らがそれを知ったのは、閉校まで1か月を切った5月9日だったというニュースを、私たちの放送エリアでは衝撃をもって伝えることになった。 入学に際して支払った100万円がほとんど返金されないケースもあるという。出資企業の破綻が原因。このケースも「なんてひどい話だ」という声が県内で多く上がった。 和歌山南陵高校のように、教員らのストライキで生徒の学びの機会が突然奪われる事態もまことに悲しむべきこと。生徒の身になれば、たまったものではない。新理事長のもと新たな体制が動き出している。生徒も保護者たちも「今度こそは!」と期待している。 キャプテンの二宮選手は、ことし10月の「国体」成年男子・和歌山県代表にも選出されたとのこと。幼少期に名古屋でバスケットボールと出会い、いま親元を離れたものの「和歌山を選んで、やっぱり良かった…」と家族に伝えてきたそうだ。和歌山のために戦う2024年となる。 【画像提供:和歌山南陵高校バスケットボール部保護者会】
CBCテレビ