高3の息子が東京の大学を受験します。一人暮らしをする予定ですが、毎月仕送りをするとなると家計が不安です……。いくらくらいが相場なのでしょうか?
仕送り額を節約する方法
必要な仕送り額がある程度明確になったら、以下の方法で仕送り額を節約してみましょう。 ・奨学金……奨学金が認められたら、学費が浮いた分を仕送りに回せます。条件を満たせば返済不要の奨学金もあるので、可能であれば利用しましょう。 ・アルバイト……学生のアルバイトは、平均月12万円が見込まれます。仕送りをカバーできますが、学業に影響が出ない範囲にとどめましょう。 ・家賃をおさえる……家賃負担は生活費の中でも大きな割合を占めます。学生寮を利用し、学生寮がなければなるべく家賃の安い賃貸を利用しましょう。 ・ローンの利用……ローンの利用は利息がかかるので節約にはなりませんが、毎月の負担を軽減できます。日本政策金融公庫など、低金利のローンを活用しましょう。 ・特定扶養控除……23歳未満の扶養家族であれば対象になる特定扶養控除は、一般の扶養控除38万円に対して63万円が控除されます。年末調整や確定申告で忘れずに申告しましょう。 なお、現金を送付するのではなく、子どもに学生カードや家族カードを持たせて保護者の口座から引き落とす方法もあります。金銭管理が容易になるので検討してみましょう。
仕送りは毎月一定額が必要なので、各種制度の利用や節約を心がけよう
学生の本分は学業と言われるように、勉学に集中させるためには生活費の心配をさせることは避けたいものです。そのためには、保護者からの仕送りは不可欠と言えます。 仕送り額は各自の状況に応じて決める必要がありますが、不足分は奨学金や特定扶養控除の申告、ローンの利用や家賃をおさえる工夫などでカバーしましょう。 出典 国税庁 No.1180 扶養控除 国税庁 専門用語集 特定扶養親族 JASSO 令和4年度学生生活調査・高等専門学校生生活調査・専門学校生生活調査 日本政策金融公庫 教育ローン用 返済シミュレーション 金利・ご返済方法について 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部