ソフトバンク周東 守備率10割狙う「落ち着いてやることができれば」
守備のベストナインに贈られる「第53回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が28日、東京都内で開かれ、記者投票で選ばれたセ、パ18選手にグラブ型のトロフィーと賞金50万円が贈呈された。今季から外野に専念し、初受賞となったソフトバンク・周東佑京内野手(28)は来季、守備率10割を狙うと誓った。 プロ7年目で初受賞となった周東が、連続受賞を目指す来季の守備率10割を掲げた。 今季の守備率は・996。「欲を言えばエラー0で終わりたかった。今年もしょうもない握り替えのミスの一つだけだった。そこは内野をやっていた経験も大きいと思う。送球もある程度このあたりという感覚もあるので。落ち着いてやることができれば(失策は)0にできる」と自信をみせた。「守備率10割」で同賞を受賞すれば外野手としては球団史上初の快挙となる。 守備に関して「良くできたと思う」と振り返る。昨季は二塁、三塁、外野3ポジションを守った。今季は登録自体は内野手だったが、秋のキャンプで「外野1本」を伝えられ、中堅のみでの起用となった。「最初は感覚が良くなくて結構すぐ諦めてしまってましたが、そこを(外野守備走塁コーチだった)井出さんから“最後まで追え”とずっと言っていただいた。今シーズンは一生懸命に最後まで諦めないということを意識しました」。打球判断の精度も上がり、持ち前の俊足を生かした守備に磨きがかかった。 念願の受賞に「1軍で試合に出始めた時から欲しかった」。来季も打って、走って、守っての活躍でチームの連覇をけん引する。 (木下 大一) ▼ソフトバンク栗原(初受賞)僕一人の力ではない。そこが一番。たくさんのご指導をいただいた。守備率で100%に近づけるようにと思ってます。 ▼ソフトバンクモイネロ(初受賞)チームのために投げることが自分の仕事ですが、一人では獲れない賞でもあると思います。これからもチームやファンの皆さんに喜んでもらえるプレーをできるように頑張ります。