2歳未勝利戦に臨むグランシャット（左）とザローズハーツ（撮影・鈴木正人）

＜東京2R＞◇13日◇2歳未勝利◇ダート1400メートル◇出走15頭 　これは胸アツ！　13日の東京2R2歳未勝利戦（ダート1400メートル）で、レイクヴィラファーム（北海道洞爺湖町）で幼少期を過ごし、非常に仲が良かった2頭が顔を合わせた。1枠1番グランシャット（牝、宮田）と6枠10番ザローズハーツ（牝、大竹）だ。 【写真】パドックで並んで歩くグランシャットとザローズハーツ 　レイクヴィラファームのX（旧ツイッター）投稿「レイクヴィラファームにいる時は、ずっとずっと仲良しの2頭でした。気づけば何をするのも一緒。仲良く遊んでよく絡まっていました。違いはもちろんあるものの、あまりにも一緒で、同じくらいの栗毛の女の子という事で、レイクヴィラでは“双子ちゃん”と呼ばれていました。（中略）とにかくかわいくてたまらなかった2頭です。お互い気づいたりするのかはわかりませんが、とにかく無事に、そして少しでもいい成績で帰ってきてくれたらうれしいです」 　枠順は離れていたが、お互いの調教師の計らいで、パドックで前後に並んで周回。お互いに気づいていたかどうかは定かではないが落ち着いて歩いていた。 　レースは2頭とも中団の同じような位置。4角手前から直線坂上にかけて、ずっと馬体を併せて一緒に伸びてくるシーンも展開された。1番人気ザローズハーツは3着に差し込み、グランシャットは11番人気ながら6着に頑張った。 　＜ザローズハーツ＝3着＞大竹師　砂をかぶってふわふわして、そこで我慢せざるをえなかった。追って渋い。 　＜グランシャット＝6着＞宮田師　競馬を使いながら気持ちが入っていた。ゲートも出てくれた。かんだ分しまいが甘くなったが1200メートルならいいと思う。 　馬体を併せた時、きっと昔を思い出したのではないだろうか。2頭の競走生活は始まったばかり。まずは初勝利を目指す。