シェフは名店出身なのにコース4,400円~! 料理も空間も使い勝手もいい、黄金バランスのイタリアン
こちらにおすすめなのは、サンジョベーゼの最高傑作との呼び声も高い、キャンティ・クラッシコ。「2017年のキャンティ・クラッシコなので熟成感があって、丸みをおびています。エレガントな味が鴨のムネ肉によく合います」と田村さん。しっかりと凝縮感のあるキャンティ・クラッシコは完成度が高く、ビーツのフルーティなソースをまとった鴨を最高においしく演出していた。
田村さんの「私が恋した自然派ワイン」
田村さんが恋したワインは、自然派ワインのイメージを変えたマルク・アンジェリのラ・リュンヌ。 「サッカパウで働いていたときに、ソムリエに紹介してもらった一本です。それまで自然派ワインというと、にごっていて香りもいまひとつなイメージでした。ところがこちらのワインは、本当にクリーンでナチュラル。
それでいてミネラル感とブドウの凝縮感があって、自然派ワインでも高いレベルを保つとこうなるのか、とその真髄を知ったワインです。店でもボトルで出しているので、ぜひ飲んでみてください」
トレンドを押さえた自然派ワインをラインアップ
VIGOでは世界のナチュラルワインとブルゴーニュ、イタリアのワインが用意されている。自然派ワインはアルザスなどのクリーンなタイプが多いが注目の若手生産者のワインなどもラインアップされている。グラスは希望を伝えれば新しく開けてもらえることもある。グラス6種類(900~1,900円)、ボトル100種類(5,600~36,000円)。
1人でもデートでも飲み会でも。さまざまなシーンで利用したい
VIGOには、カウンター席があって1人でふらりと訪れてアラカルトメニューとワインを静かに飲むことができる。もちろんデートにもぴったり。
テーブル席や個室ではコースを頼んで仲間と盛り上がるのがおすすめ。とはいえ、店は大きいわけでなく隠れ家的に使えるのもいい。どんなシーンでもはまるので、ぜひ覚えておきたい。
※価格はすべて税込
VIGO
住所: 東京都品川区西五反田1-4-8 秀和五反田駅前レジデンス 2F TEL: 050-5592-5732
取材・文:岡本のぞみ(verb) 撮影:山田大輔