【陸上・女子やり投げ】北口榛花、2年ぶりVも浮かない顔「うれしいんですけど、記録がもう少しほしかった」
◇28日 陸上 日本選手権第2日(新潟市・デンカビッグスワンスタジアム) 女子やり投げは昨年の世界選手権覇者で、パリ五輪代表が決まっている北口榛花(JAL)が62メートル87で優勝した。2年ぶりの女王奪還となったが、競技を終えた北口は浮かない顔だった。 「優勝できたことはうれしいんですけど、記録がもう少しほしかった」 1投目から60メートルを超え、2投目は62メートル87を投げて首位に立った。しかし、その後は記録を伸ばせず、最終の6投目は59メートル台にとどまった。 今後はダイヤモンドリーグでの2試合を経て、パリ五輪に臨む予定だ。「練習も試合も、もどかしい状態が続いている。2試合で何かきっかけをつかめたら」と前を向く北口は昨年の日本選手権で優勝を逃して悔し涙を流した。しかし、世界選手権で盛り返して金メダル。世界女王は、もがきながらパリでの金メダル獲得を目指していく。
中日スポーツ